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2008年12月6日(土)
No 要旨
【No.6-1-A】
科学技術が障害を解明しつつある一方で,科学技術の発展とそれにともなう社会の環境の変化が生活上の困難さを生み出しつつあります。障害に目を向けるだけでなく,社会や未来を俯瞰しながら生活環境の抱える問題への取り組みを進める必要がありますが,我々一人一人も気づかない所で環境バリアーの1つとなっていることがあります。様々な人の多様性に気づき,他者を尊重する社会はどうやって作っていけばいいのでしょうか? その1つの方法としてLiving Libraryを紹介していきます。  [戻る]
【No.6-2-A1】 コミュニケーションにもっとも必要なものはコミュニケーションしたいという意欲かもしれません。残念ながら障害のある人の中には周囲のかかわり方が原因でコミュニケーション意欲が低下している場合があります。この状況に陥らない工夫が必要です。 [戻る]
【No.6-2-A2】
支援技術は機器や道具を知るだけでなく,どのように提供していくかの理解も必要です。今回は,パソコンを使いやすくする入力デバイス,補助具,ソフトウェア,その他関連する福祉用具を中心に,これらの特徴の見方や選定手順のカンどころなどについてお話します。また,パソコン操作に影響する身体特性と機器との関係などについても,実際の利用事例を示しながら解説します。[戻る]
【No.6-2-C1】 昨年のATACから好評を頂いているUシンボルシール集に加え,今年は,新製品”PMLS(Uシンボル搭載ソフトウェア)”と”シール集パート2”の販売が始まります。これらのシンボル素材を活用し,身の回りの世界をどんどん分かりやすい環境に変えてみませんか? シンボル活用に,ご関心のある皆様,どうぞこの機会をお見逃しなく! [戻る]
【No.6-2-C2】 10:20-10:50 「伝える工夫 〜電子黒板をもっと身近なものに〜」
松本 伸浩(愛知県立ひいらぎ養護学校/AT支援技術研究会)
Wi iリモコンを用いた簡易電子黒板について多くの紹介がされています。私たち特別支援学校教員有志のグループは,この安価でダイナミックな取り組みができる簡易電子黒板を用いて「思いを伝える力の支援」
について工夫や提案を行うことにしました。@Wi iリモコンを使った電子黒板の仕組みや作り方の紹介A電子黒板を使って見えてきたものB利用可能なコンテンツの紹介C今後の展望について発表します。

10:50-11:20 「黒板が消える - デジタルペンを用いた新しい教育 -」
橋 麻衣子(東京大学先端科学技術研究センター)

集団授業を主とする日本の教育現場では,児童・生徒の授業への参加態度や意欲にばらつきが生じ,子どもの学びへの主体性は教師の技量に多く依存すると考えられる。デジタルペンには通信機能が搭載されており,これを用いることで,教室内全員の考えを大画面で一度に提示し全員で評価するという授業が展開できる。本発表では,この授業システムの実践報告を行い,ICTを用いた新しい教育の可能性を模索する。 [戻る]
【No.6-2-F】 障害者は社会の中で求められる能力をうまく発揮できない存在として見なされています。そうした障害者にとって生きやすい社会をめざそうとするとき,多くの人の念頭に浮かぶのは,(1)能力が発揮できる環境整備をすること,(2)別の能力を発見し伸ばすこと,ではないでしょうか。ところが,これらのアプローチには思わぬ落とし穴が潜んでいます。ここでは,この落とし穴がどのようにして生まれるのかを,私たちの生きる社会の構造との関係で解説し,それを乗り越える第3の道について考えます。 [戻る]
【No.6-2-G】 全盲の先生が普通学校で300人も働く国を知っていますか?!それが,経済的には発展途上国と呼ばれる国と聞けばさらに驚かれるかもしれません。人口は日本の約1/5,国土も北海道の倍ほどしかなく,しかもその多くが山脈であるネパールが,日本や欧米の福祉先進国よりも先んじて多数の障害のある人の教員採用を実現できたのには,どのような事情があるのでしょうか。エベレストの雄大さだけではない,生徒の統合教育も進むネパールから日本が学ぶべきことを紹介します。 [戻る]
【No.6-2-H】 背もたれのあるいすに座るとき,「骨盤は垂直に起こす必要はない」のです。この言葉だけを聞くと???という方も多いと思いますが,この事は決して片寄った奇抜な発想ではなく,長い年月,学校や施設,自宅に通い続けて子どもたち,お母様,教師,セラピスト,ドクターその他沢山の方々と一緒に見つけ出し,実証してきた事実なのです。この事実を「バランスシーティング」という考え方で,説明してさせていただきます。 [戻る]
【No.6-2-104】 10:40-11:20 「教えて!かもけん先生の 文房具の持ち方・使い方」
鴨下賢一(静岡県立こども病院 認定作業療法士)
身近な文房具だからこそ,使い方に困難さを感じている方も多いのでは?
かもけん先生が開発に携わったQリングや,太軸三角鉛筆のステッドラーなど,
作業療法の観点から文房具の持ち方・使い方についてさまざまな事例を交えてご紹介いたします。

11:40-12:10 「ATACジャック!超☆ミラクル企画 シンボル探して大冒険」
〜コムフレンドとの夢の競宴

PCS,PIC,U-シンボルの3種のコミュニケーションシンボルが競合製品の垣根を超えて大集合!
アクセスルームを飛び出して,会場内を東奔西走!のオリエンテーリング。
数々のミッションをクリアーし,シンボルを集めてたどりつく答えは・・・ [戻る]
【No.6-3-A1】 音楽の鳴り響くクラブや大勢の人の集まるパーティ会場でコミュニケーションをとるのは疲れるものです。それでも多くの人は逃げ出さずにパーティに参加することが可能です。しかし,中には,騒音が耐えられない人もいます。また,過敏性があるために,多くの人が気にならない刺激に過剰に反応する人もいます。例えば,部屋の音や臭いが気になってコミュニケーションできなくなる人もいます。こんな時,本人に努力を求めても問題は改善されないばかりか,時にはパニックなどの別の問題に結び付くことがあります。一方,環境を整えるだけで問題が改善されることがあります。 [戻る
【No.6-3-A2】 指先のわずかな動きや本人の動かしやすい体の動きを利用すれば,1つのスイッチを押すことが可能になります。1つのスイッチが押せれば,おもちゃを動かして遊んだり,家電製品を操作すること,人に声をかけたり出来るのです。遊びや活動に参加したり暮らしを豊かにする支援技術についてお話しします。 [戻る]
【No.6-3-C1】 エーブルネット社の新商品「リンゴ(Lingo)」のお披露目,およびエーブルネット社のVOCAの使い方の事例のご紹介,うま〜くVOCAを使いこなすためのアイデアを考えていくセミナーです。 [戻る]
【No.6-3-C2】 知能・認知検査とは一体何のために行うものなのでしょうか。IQがわかったところで,それが支援や教育に役立たないと意味がありません。現在の一般的な知能検査では「○○機能に問題がある」ということは分かっても,じゃあどうすれば良いのかには答えてくれません。実は,通常の手続きに少し工夫を加えることで,支援や教育に役立つデータを得ることができるのです。その方法について,事例を元にお話しいたします。 [戻る]
【No.6-3-F】 私たちは1人1人異なる条件の下で生きており,1つの出来事をめぐっても,立場や状況によって有利/不利が生じます。では,このことを踏まえた上で,フェアな社会状態とはどのようなものだと考えればいいのでしょうか?ここでは,家族の中の障害問題に着目して,ケアを担う者と担わない者,ケアする者とケアされる者,産む選択をする者と生まれる選択をされる者,といった関係性を取り上げながら,このテーマについて考えていきます。 [戻る]
【No.6-3-G】 このセッションでは,障害のある子どもの教育や学習に役立つ様々なソフトウェアを紹介します。重度障害のある子ども向けの音や光を利用した感覚刺激ソフト,視覚障害のある人向けで独自の視線ガイド機能を備えた画面拡大ソフト,発達障害のある人の読みを支援するソフト,上肢障害のある人への新しいオンスクリーンキーボードなど,イギリス発で,日本を含む他の多くの国々で利用されている製品を,開発者であるBlenkhorn教授が紹介します(日本語通訳付)。ソフトの使い方はどれも簡単。厳選された機能が美しく使いやすいデザインの中にまとめられている点もそれらソフトの特徴です。 [戻る]
【No.6-3-H】 支援技術(テクノロジー)は,うまく使いこなすことによって,生活を豊かにする「なくてはならない道具」になります。身のまわりの便利な道具からはじまり,ローテクからハイテクな機器まで,さまざまな視点からもう一度よく見てみましょう。今回は私たちがガイド役になり,機器・道具を見て,触って,体験しながら,十分に活用するための選び方のコツや比較方法などについて理解を深めます。さあ,今まで気が付かなかった新しい発見するために,テクノロジーウォッチングに出かけましょう。 [戻る]
【No.6-3-104】 とかくPHS電話とメール機能に話題が行きがちの「トーキングエイドIT」を徹底解剖。
知られざる「トーキングエイドIT」の使い方や効果・効能を開発者自らが語ります。 [戻る]
【No.6-4-A1】 自己決定を引き出す重要性が教育や福祉の現場で認知され,自己決定の場面を提供することが増えてきましたが,その意味について誤解が多いようです。
自己決定出来ない人にとにかく選択させれば選択できるようになると信じている人,自己決定出来る人にも選択肢を与えて相手を混乱させている人など様々です。選択も学んでなければできません。能力に応じた選択方法を提供しながら学んでもらう事が必要です。 [戻る]
【No.6-4-A2】 演者は,高次脳機能障害のなかの記憶障害や認知症に対して,さまざまなメモリーエイド,例えばもの忘れ防止用日記や各種身体装着用メモ帳を開発してきた。さらに予定や会話内容の忘却防止用に,ICレコーダーなどの市販の情報機器を活用してきた。携帯電話もよいメモリーエイドとなる。最近はそれらのメモリーエイドを多数装着できるメモリーベストを開発した。テレビ電話支援システムやトイレ支援システムなどの試みも紹介する。

<13:50〜16:20 2コマ続きのセミナーになります> [戻る]

【No.6-4-C1】 エーブルネット社の新商品「リンゴ(Lingo)」のお披露目,およびエーブルネット社のVOCAの使い方の事例のご紹介,うま〜くVOCAを使いこなすためのアイデアを考えていくセミナーです。 [戻る]
【No.6-4-C2】 2008年に開催された欧米における支援機器の展示会やカンファレンスで見かけた新しい支援技術製品から,最先端技術を駆使したもの,斬新なアイデアに富んだもの,デザインが洗練されたものなどを紹介すると同時に,最近の動向を探ります。 [戻る]
【No.6-4-F】 わたしの顔の左と右には,別のわたしが沈んでいる。幼いころのやけどでひきつった左ほおは,移植手術をしたのちの今も,うっすらと痕跡を刻み込んでいる。アイシャドーにアイライン,マスカラを塗りあげ,リップステックをひきおわった顔を見つめ返す。ありたい自分とありえる自分に折り合いをつけるのだ。美しさという呪縛はときとして,ひとを追い詰めるが,生きていくチカラを与えたりもする。 [戻る]
【No.6-4-G】 特別支援学校で,視覚支援を中心とした数々の教材を生み出してきたE-Yo!視覚支援club。
楽しいからこそ,わかるからこそ,子ども達は自分から動き出し,自信を持って生活することができます。そんな姿を願って,日夜活動してきたclubの教材・支援の実際をあますところなく公開します。子どもが楽しい!教師も楽しい!特別支援教育のアイデアの数々に乞うご期待!

<13:50〜16:20 2コマ続きのセミナーになります> [戻る]

【No.6-4-H】 13:50-14:20 「一人一人のニーズに応じた支援を目指して(加速度センサを用いた余暇活動の獲得)」
高尾 謙(島根県立松江清心養護学校)
島根県立松江清心養護学校では,2007年度から,ある脳性麻痺児にスイッチ(主に加速度センサ)を使った教育実践を行ってきました。島根大学総合理工学部の廣冨先生と作業療法士,保護者との連携の様子とともに,スイッチの選択・フィッティングやスイッチを操作するための姿勢について,実践の過程と成果を紹介します。

14:20-14:50 「重度障害児のスイッチを用いた社会活動参加」
美舩 俊介(鳥取県立米子養護学校)

鳥取県立皆生(かいけ)養護学校での取り組みや「全日本トライアスロン皆生(かいけ)大会」での電動シャワーを使ったボランティアの様子について紹介する。重い障害があってもテクノロジーを活用することで活動の幅を広げ,社会参加ができることについて述べていきたい。
また,活動を通じて重い障害がある子どもたちの自立について考えたこと,自立と社会参加に向けて私たち教師がやるべきことについても述べていきたい。 [戻る]

【No.6-4-104】 13:40-14:10 「インテリキーは2度キーを鳴らす」
小西 順(大阪府立堺支援学校)
コンピューター入力機器,教材,コミュニケーションツールなどなど
多彩で強力な機能をもつ代替キーボード「インテリキー」のご紹介。
今回はちょっとホッコリする活用方法をご紹介いたします。

14:40-15:10 「いいねこれ。かくれんぼうとタイマーボード 〜おかぁちゃん、ちょっと工夫でこの旨さ」
丸岡 玲子(ふぁみりぃNOTE代表),中井 美恵(アドプラス代表)

おかぁちゃんのアイディアから生まれた「かくれんぼう」と「タイマーボード」
アイディアを製品にしたことで多くの方にご活用いただいています。
その素敵な製品を産み出したおかぁちゃんたち自身が活用方法などをご紹介いたします。 [戻る]

【No.6-5-A1】 手軽に行えるために誰もが使っているYes/Noコミュニケーションですが,相手の言語理解力やコミュニケーションの場面によっては正しく意思をくみ取れないことがあります。ここではその正しい適用方法とその限界を具体例を交えながら紹介していきます。 [戻る]
【No.6-5-C1】 自分で音楽をきく楽しみを与えてくれる携帯型音楽プレイヤー「レッツ・サウンド」スイッチ操作で簡単に会話が楽しめる携帯用会話補助装置「レッツ・チャット」。この二つの商品の特徴と操作方法をご紹介します。実際に使用されている場面もご紹介します。商品の魅力を感じて楽しもう! [戻る]
【No.6-5-C2】 発達障害,高次脳機能障害がある方をはじめ,考えを組み立てることが苦手な方に有効なマッピングソフトについて説明します。
Microsoft Officeの仲間であるMicrosoft Visio (ビジオ) をマッピングソフトとして活用する例もご紹介します。 [戻る]
【No.6-5-F】 「「ママのげんきが 世界のしあわせ ちょっぴりややこしい子のママに贈る ハッピープログラム」かけがえのないこどもとの時間,わが子が大人になって思い出したとき,遠い記憶のなかで やわらかく笑っている ママでいたい」と語りかけ,「恋するように子育てしよう」という母親の自尊感情の立て直しのプログラムを国内の研究者と連携しながら立ち上げた。その根底にあることをお話したいとおもう。 [戻る]
【No.6-5-H】 色々な障害をもつ子供達が,訓練とは違い楽しく遊ぶ事を大事にすると,笑顔が生まれて,元気になり大きな効果が生まれます。特に障害の重い子供は『何も出来ない』と諦めず多くの玩具の中から,その子供が楽しめる玩具を探して関わる事です。訓練・教育・治療なども重要ですが,毎日の生活の中で,楽しむこと・喜んで笑顔が出る事を考えてみたいのです。現在はハイテク玩具が子供達を支えてくれます。目に付いた鱗が落ちるでしょう。多くの障害を持つ子供達の生活の質を高める実践を中心に話します。 [戻る]
【No.6-5-104】 伝説のMac操作支援機器「キネックス」の新バージョン,
MacOSXに対応した「ディスカバーエンボイ」
現在,開発中の日本語版を一足早くプレビュー。 [戻る]
【No.6-6-S】 障害を見世物,売り物にして興行を行うことに批判がないわけではありません。障害のあるレスラーたちは何を考えてリングに上がっているのでしょうか?障害者プロレス「ドッグレッグス」の第8代障害王である鶴園誠氏を講師に招き,彼が「なぜ障害者プロレス「ドッグレッグス」に惹かれていったのか?」,「障害を克服しない生き方やもっと自分らしく生きるために,どのように考えてきたのか?」などの話を聞きながら,いつもと違った視点から障害を考えていただきます。

軽食,ワンドリンク付き  2,000円:当日受付・先着150名様  [戻る]

2008年12月7日(日)
【No.7-1-A1】 VOCAはコミュニケーションエイドとして注目を集めながら日常場面で活用している人は多くはありません。その理由として,VOCAを使う意味や機能を十分理解しないまま導入し,日常生活で実用的に利用することを期待しすぎてVOCAの限界に落胆する人が多いからだと考えます。ここではVOCAを使う意義と様々なVOCAの導入の仕方について分かりやすく解説します。 [戻る]
【No.7-1-A2】 今や生活必需品となったケータイ。しかしケータイが障害による困難を大きく低減する支援機器だということはあまり知られていません。障害のある人がどのようにケータイを使って生活の幅を広げているのか,驚きのアイデアをご紹介いたします。視覚の代用としてのカメラ,記憶補助としての音声メモ,認知機能補助としてのメール,ウェブサービスを利用した予定管理など,知っていると知らないとでは,生活の幅が大きく変わりますよ。 [戻る]
【No.7-1-C1】 ワークシェアリングという発想を障がいのある人の雇用に活かせば,短時間の仕事を作り出すことができる。時間環境を整備し短時間でできる仕事があれば,重度の障がいのある人も仕事という場での社会参加が可能になるかもしれない。ここでは,誰もができる仕事を切り分けることで,障がいのある人に対して新しい仕事を創出するということを提案したい。 [戻る]
【No.7-1-C2】 重度の上肢障害者のスイッチを利用したパソコン活用について,デモをまじえながらご説明します。

*【マットブイピーセッション】の間は,日本電気,「できマウス。」プロジェクト,テクノツール,みんなのICT,ストラトゲイト,マイクロソフトが展示を行っています。 [戻る]

【No.7-1-F】 9:30-10:00 「人と人とのかかわりを引き出すソーシャルメディエータのデザインとその応用」
大島 直樹(豊橋技術科学大学 知識情報工学系)
本発表では,人と人との関わりを引きだすようなソーシャルメディエータとして機能するTableTalkPlusと呼ぶシステムを紹介する。またTableTalkPlusを介した多人数会話の実験から得られた被験者の感想や会話データの分析結果を提示し,その効果を考察するとともに,コミュニケーション支援分野への応用について議論する。

10:00-10:30 「笑いに基づいた支援の提案 〜HP「もしも・・・の研究所」の実践を通して〜」
小川 修史(兵庫教育大学大学院学校教育研究科)

お父ちゃんでもお母ちゃんでもないし,学校の先生でもない。要はただの他人。そんな他人であるおがっち@小川修史は勝手な思いつきで「もしも・・の研究所」なるホームページを作って,ソフトやシンボルを公開していた。しかし,気持ちは何故か満たされない。そんなある日,おがっちは突然「この世界には笑いが足りやん!」と叫んだ。それは他人だからこそ気づいたこと。でもこの世界にとってすごく必要なこと。続きは会場にて。 [戻る]

【No.7-1-G】 知的障害中学生に対し,音,画像,テキストという3つの情報を同時に提示する音声再生システム(以下本システム,詳細はhttp://www。sng。ac。jp/nihongo/materials/SR300。html)を用いたコミュニケーション指導を試みた。本講座では,3ケースの実践紹介に加え,本システムを用いた教材作り体験の実施,本システムを用いたコミュニケーション指導の可能性を探る討議を行う。 [戻る]
【No.7-1-H】 中期高齢者とは,「年齢」ではなく「状態」の違いに着目した新しい高齢者の概念,区分である。パソコンや携帯電話などのデジタル機器や情報サービスを活用し,加齢による障害や,孤独を克服した新しい高齢者像を,73歳の当事者の立場から紹介する。eコミュニティへの参加により可能になった社会貢献活動は,世代を超えて人々との豊かな関わりを高齢者にもたらし,心身の健康に寄与している。 [戻る]
【No.7-1-104】
9:00-9:30 「だからどうやねん。それぞれの酒宴」
主演:酒臭いみなさん,眠たいみなさん
あの人やその人はどこでどんな風に過ごしていたのか,臨場感溢れるスナップショットとともに振り返ります。
翌日の重たい頭もこれでスッキリ!また一年がんばれるはず。
来場者にはもれなくブレスケアを,写真の提供者にはオリジナルグッズをプレゼント。

投稿お待ちしております。 [戻る]

【No.7-2-A1】 会話は練習しなければ上手にできるようになりません。コミュニケーションエイドを渡してすぐに使えるようになる子どももいますが,それは言語の意味を理解している子どもに限られます。コミュニケーションエイドを使いこなすにはシナリオを描き(コミュニケーション・エンジニアリング),その中でそれを使ったコミュニケーションの練習を行うことが必要です。ここではそのやり方を解説します。 [戻る]
【No.7-2-A2】 肢体不自由,視覚障害など,障害のある人がパソコンを活用する際には,特別なソフトウェアや機器が必要だと思われますか?特別なものを使わなくても,障害のある人のパソコン利用を助けてくれる,便利な機能がWindowsには隠されています。このセミナーでは,そうしたWindowsに標準で用意されているアクセシビリティ機能について解説します。 [戻る]
【No.7-2-C1】 障害のある人の新たな就労支援を進めるために,IT技術を活かし,支援機器に関わる専門知識を持った人材を養成していきたいと考えた,東京大学中邑研究室と北海道八雲養護学校による病院で暮らす筋ジスの人の就労プロジェクトです。光ファイバーインターネット回線を用いたスカイプを利用して,東京と北海道を結び,支援機器の新製品情報を話し合うミーティングへの参加と,実際の製品調査を担当してもらっています。 [戻る]
【No.7-2-C2】 11:00-11:30 1個のスイッチで広がるパソコン操作の愛ディア (「できマウス。」プロジェクト)
マウスやキー操作が必要なソフトをスイッチ1個で操作してみましょう。

11:30-12:00 「あいうえおキーボード」における新たな取り組み (テクノツール)
「あいうえおキーボード」の紹介および当該製品の利便性を向上させるための取り組みである日本語モードマッチングシステム(仮称)について紹介します。 

*【マットブイピーセッション】の間は,日本電気,「できマウス。」プロジェクト,テクノツール,みんなのICT,ストラトゲイト,マイクロソフトが展示を行っています。 [戻る]

【No.7-2-F】
筆者らが開発中の外国人や聴覚障害者,発話障害者など,日本語音声でのコミュニケーションが不自由な人を対象としたコミュニケーションエイド,LUTEについて紹介する。従来のAACのほとんどが静止画ピクトグラムを用いていたのに対し,動画ピクトグラムを用い,理解度の向上を計る。さらに,動画ピクトグラムのデザインにあたって,手話表現を参考としている。発表の中で,現在試作中のデモシステムについても紹介する。 [戻る]
【No.7-2-G】 マジカルトイボックスのスタッフ4名(小松・禿・谷本・外山)による「コミュニケーション支援」及び「支援技術活用」に関するアイデアと実践例の紹介です。実際の映像や会場でのデモンストレーションを通して,明日からの実践にすぐ役立つような,再現性の高いアイデアを提起します。 [戻る]
【No.7-2-H】 11:00-11:30 「関係発達論的インターフェースとして開発中のコミュニケーションロボットMuuを使用した発達支援」
木村 秀生(京都府立こども発達支援センター)
直径約30cmの球体に大きな単眼を持ち,簡単な会話,這う様な移動,頷き,首振り等の社会的表出をするコミュニケーションロボットMuuは,大人でもなく他児でもない,モノでもなくヒトでもない「もうひとりの他者」として新たなコミュニケーション環境を提供し,私達が気づかなかった,他者や外界に対するこども達(PDD,MR,CP,重症心身障害児)の新たな表出をひきだした。その経過をVTR等で報告する。

11:30-12:00 「療育支援ソフト「たっちゃんのコネク島」活用に向けての臨床発達的研究」
坂本 清美(杉並区立こども発達センター)

発達に遅れや偏りのある幼児を対象にしたタッチパネル式療育支援ソフト「たっちゃんのコネク島」を使用した活動を半年間実施し,本ソフトの実践的評価を療育者と保護者への質問紙より検討した。療育者と保護者がとらえた幼児の変化,療育者が本ソフトの特徴をどのようにとらえ,どう活用したのかを明らかにすることで,本ソフトのコミュニケーションの発達支援としての有効性について検討した。 [戻る]

【No.7-2-104】
 今年はたくさん旅に出られたという自閉症の息子さん。
修学旅行や家族旅行では初めてみる景色や楽しい経験がいっぱいです。
オカン特製の視覚支援グッズと思い出がつまったリュックを抱えて「おかえりなさい!」。 [戻る]
【No.7-L-A1】
ATACに参加されている方々の情報交換の場です。自分たちのイベント,アイデア,教材などなんでもOK。参加者に伝えたい情報や物を持ってステージ横にお集まり下さい。もちろん聞くだけも大歓迎。昼食持参で食べながら情報収集してください。 [戻る]

【No.7-L-104】
スイッチゲームの決定版「ぽんぽんらんど」で優勝をめざそう!
ぽんぽん王の栄冠を手にするのはあなたです。オリジナルグッズもプレゼント。 [戻る]
【No.7-3-A1】 意思伝達装置やスイッチの活用は,重度の障害がある人のコミュニケーション手段として,なくてはならないものです。しかし,障害のみにとらわれ,機器の選定から入るという支援がなされていないだろうか?何か大切な考え方を見落としていないだろうか?そこで,エピソードを交えながら,意思伝達装置の考え方やスイッチの選定の考え方をお話するとともに,支援の経験から得られた心構えや支援の定石をわかりやすくお伝えします。 [戻る]
【No.7-3-A2】 知的障がいや自閉症のある人たちにどのようにして終わりを伝えているだろうか。「あともう少しで終わりです」,「あとちょっとです」などと言葉で伝えることが多いのではないかと思う。しかし,「あともう少し」とか「あとちょっと」という言葉は,知的障がいや自閉症のある子どもたちにうまく伝わっているだろうか?ここでは,スケジュールやタイマーの活用方法を提案する。始まりと終わりが理解できるようになることで,落ち着いて過ごすことができる子どもも増えるに違いない。 [戻る]
【No.7-3-C1】 障害のある人が大学を受験するとき,センター試験では特別措置によって受験時の不利を低減する仕組みがあります。でも,この申請が実は難しいのです。実際は,申請をしたものの,一部しか認められないこともあります。適切に自分の困難を伝え,自分がスタートラインに立つための措置を受けるにはどうすれば良いのか?実際に学生が書いた申請内容の添削をもとに,その書き方・考え方のコツをお話しします。 [戻る]
【No.7-3-C2】 13:00-13:30 情報通信技術(ICT)で,ちょっと便利な生活に (みんなのICT)
発達障害のある人が自分で時間管理ができる。聴覚障害のある人が遠隔地から要約筆記のサポートを得られる。などなど,最新の情報通信技術で,障害のある人の生活がちょっと便利になるツールの紹介をします。
キーワードは「通信」。高速化するネットワークは可能性を拓きます。

13:30-14:00 直交ローラー方式 『かおマウス』の特長と利点 (ストラトゲイト)
直交ローラーに分離,直感的にカーソル操作をできるようにし,左右のクリックボタンを目の位置配置した顔型木製のマウスの「かおマウス」。
発達障がいの子ども達から高齢者にまで,幅広く「選択と決定の自由」を提供するその機能と特長を,実際に使われている様子を紹介しながら解説致します。 

*【マットブイピーセッション】の間は,日本電気,「できマウス。」プロジェクト,テクノツール,みんなのICT,ストラトゲイト,マイクロソフトが展示を行っています。 [戻る]

【No.7-3-F】 ASD(自閉症スペクトラム障害)は異文化である。些細なことでも異文化同士 のバトルロワイヤルになってしまうこともある。夫婦ともPDD(広汎性発達障 害)と言う夫婦が,4年の間,学習したこと&わかったことを発表することに よって,いかにしてお互いの文化を尊重しながらハッピーに暮らしていくかと言 うヒントを満載。 [戻る]
【No.7-3-G】 本研究所では,本年4月に,発達障害のある子どもたちの教育の推進・充実に向けて,発達障害教育情報センターを設置しました。本センターでは,発達障害にかかわる教員及び保護者をはじめとする関係者への支援を図り,さらに広く国民の理解を得るために,Webサイト等による情報提供や理解啓発,調査研究活動を行うことを目的としています。本センターWebサイトでは,発達障害のある子どもの教育についての「基本情報」,「研究や文献」,「研究会等」,「教材教具や支援機器」,「研修講義」,「国の施策・法令等」,「教育相談」,「センターの活動紹介」等の情報を 提供しています。現段階では,研究所にある過去の研究成果等から情報提供していますが,全国 の小・中・高等学校等に在籍する発達障害のある子どもたちの教育について,様々な最新情報や 研究講義等を随時追加していく上で,教育現場等のニーズに応えることが重要と考えています。   そこで,本ワークショップでは,参会者の皆さんに実際の発達障害教育情報センターWebサイ トを紹介し,改善すべき点や,求められる機能,今後求められる夢など自由に意見交換させてい ただきたいと考えています。事前に本センターのWebサイトをご覧いただき,多くの皆さんが参 加して下さることを期待しています。 [戻る]
【No.7-3-H】 13:00-13:30 「学習障害のある人のウェブ閲覧を支援するソフトウェアの開発」
飯塚 慎司(日本アイ・ビー・エム株式会社)
学習障害をもつ人のWeb閲覧を支援するツールを開発しています。機能としては,ウェブ画面の読み上げ,行間隔・文字間の調整,分かち書き表示,ふりがな表示,ルーラー,ハイライト,フィルターなどの機能を提供しています。発表では,それぞれの機能に対するヒアリング結果など交えながら機能の紹介をしていきます。

13:30-14:00 「通常学級に在籍する発達障害児に有効な教材デザイン」
宮田 圭介(静岡文化芸術大学 デザイン学部)

本研究では,小学校に在籍する発達障害児を支援する自習教材のデザイン検討を行った。既存の紙媒体ドリルを基にして,文章題の質問が現状よりも理解しやすい表示デザインの検討を行った。質問が理解しやすいコントラスト変化や,学習レベルに応じたガイダンス機能などを有する電子ドリルを試作して,発達障害児5名による有効性確認実験を行った。 [戻る]

【No.7-3-A3】
あなたは「VOCA・ヴォカ」と呼ばれる「携帯用会話補助装置」がどういうふうに使えるエイドなのか,そしてさまざまな種類があることをご存知ですか?今回は,VOCAを実際に触って機能の違いを知り,そして障害に応じた機器の選び方をお教えします。導入の際の支援方法のコツについてもあわせて紹介します。 [戻る]
【No.7-3-104】
昨年,未曾有の観客を動員しATACを震撼させた E-YO!視覚支援club。
飛ぶ鳥を落し,泣く子も笑うPCS有段者達の真の姿が明らかに!
PCSシンボルの神髄は此処に有る。 [戻る]
【No.7-4-A1】 障がいがある人にとって,コミュニケーションは様々な問題を抱えています。そのほとんどが,当事者と支援者の間に横たわるものです。
このセッションでは,コミュニケーション支援とは具体的に何を支援するのか,人と支援機器との関係はどうあるべきなのか,支援がうまくいくことで何が変わるのかについて,エピソードを交えながら,主に肢体不自由がある人を対象としたコミュニケーション支援のポイントをお伝えします。 [戻る]
【No.7-4-A2】 障がいのある人が力を発揮するということを新しい観点で考えるとともに,ICレコーダーやデジタルカメラの使い方を提案する。ICレコーダでメモを取ってみたり,デジタルカメラで話題を共有したり,それらをうまく使うことができれば,コミュニケーションも促進するはずである。実際にそれを活用している子どもさんにも,登場してもらう予定である。 [戻る]
【No.7-4-C1】 障がいのある子・人が,周囲の物音や動き,匂いなどが気になって勉強や仕事が手につかない場合,個人の性格や障がいの特性に責任が向けられる傾向があります。しかし,孟子の母が子どもの教育によい環境を求めて3回引っ越しをしたという故事から,「孟母三遷の教え」という言葉があるように,実は勉強や仕事をするためには,適切な環境作りが不可欠です。このセミナーでは,物理的環境面(光・音環境)から障がいのある子・人の勉強・仕事を支援する方法について紹介します。 [戻る]
【No.7-4-C2】 プレゼンテーションソフト PowerPoint(パワーポイント)を教材に活用する例をご紹介します。
ダウンロード可能な小学校で学習する文字のスライドや,アイデアスライドの作成方法,活用方法をご紹介します。

*【マットブイピーセッション】の間は,日本電気,「できマウス。」プロジェクト,テクノツール,みんなのICT,ストラトゲイト,マイクロソフトが展示を行っています。 [戻る]

【No.7-4-F】 発達障害のある当事者の方をゲストに招き,ゲストとの会話を通して発達障害の理解を深めていただきます。 [戻る]
【No.7-4-G】 支援者として,重度・重複障がいのある児童・生徒の意欲を引き出し,コミュニケーション能力向上を目指し,自作ソフトを制作してきました。この度,これらのソフト群を「楽しみ/喜び」別に,そして「課題」別に,分類し,児童・生徒の課題への取り組みへのツールとなる「新小西グラフ」と「個別課題アプローチ表」を作成しました。これらのツールを用いて,皆さんが児童・生徒目線に立ち,多くのソフトを,操作して頂く予定です。 [戻る]
【No.7-4-H】 14:30-15:00 「VOCAを用いたコミュニケーション支援1 地域連携による知的障がい・発達障がい児のコミュニケーション支援」
松本 謙之(新潟大学大学院 自然科学研究科)
VOCAを用いたコミュニケーション支援として,我々は,地域の何人かの専門家からなる支援チームを組織し,障がいのある子どものコミュニケーション支援をチームアプローチで実践してきた。本研究では,その実践経験に基づいて汎用性の高いVOCAの要件について検討し,具体例を提案した。今回の発表では,地域の各種専門家のコラボレーション法,およびコミュニケーション支援の具体例について紹介する。

15:00-15:30 「VOCAを用いたコミュニケーション支援2 〜RFIDを用いた新しいシステムの開発〜」
青木 高光(長野AT研究会)

RFIDを用いた新しいタイプのVOCAを開発しました。このシステムでは,普段使っている絵カードが,そのままVOCAとして使えるという分かり易さを目指しました。丈夫な名刺サイズのカードを,DropVoxという小さな箱の上に置いて押すだけで,音声が再生されます。これまでのVOCAが上手く操作できなかった生徒が,このシステムを用いて楽しく学級会の進行をするようになった実践例などを紹介します。 [戻る]

【No.7-4-104】
14:30-15:00 「たのもうっ!新ボードメーカーV6 見参」
松本 謙之(新潟大学大学院 自然科学研究科)
みなさん本当に本当にお待たせしました。
WindowsVista対応のボードメーカーと,ボードメーカーボードメーカーwithスピーキングダイナミナリープロ (長いな)の最新版がいよいよ登場!本邦初公開です。

15:10-15:30 エンディング(プレゼントコーナー)
最後までお楽しみください。 [戻る] 

【No.7-5-A1】
ATACを運営する中心メンバーとともに今年のテーマ「環境問題を考える」について振り返っていきます。
短い時間ですがどんな話が飛び出すか?皆さんと一緒に考えをまとめる時間にしたいと思います。
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