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2010年12月11日(土)
No 要旨
【No.1-1-A1】 障害を有する人だけでなく、障害のない人も生きにくさを感じる今日この頃。社会が大きく変化し、そこに適応出来ない人が少しずつ増加しています。 個人の適応を助けるアプローチだけでは追いつかないと感じます。様々な社会の変化を見つめるだけでなく、生きやすい社会を提案していく必要があります。様々な分野の様々な知見に耳を傾け、これからの社会を空想し語り合う会になればと思います。 [戻る]
【No.1-2-A1】 社会には様々な流れがあり、そして流れには渋滞という問題が普遍的につきまとう。例えば車の渋滞、人の混雑、製造現場での在庫の無駄、そして生体タンパク質の不調による病気など、すべては流れにおける渋滞という数理科学的な枠組みで捉えることができる。こうした分野横断的な体系をまとめた渋滞学や無駄学を紹介し、モビリティという観点から高齢者や障害者に対する望ましい社会の姿について考察する。 [戻る]
【No.1-3-A2】 障害を理解するとはどういうことでしょうか?障害疑似体験、リビングライブラリーなど、障害理解の方法の効果と限界について考えてみます。 [戻る]
【No.1-3-C1】 マイクロソフトのWebサイトで無償公開されているように(http://www.microsoft.com/japan/enable/ppt/)、特別支援教育の教材としてPowerPointが使われるケースが増えています。この講座では、PowerPointの初心者 の方を対象に、教材の効果、作成する際のポイントについて講義します。 [戻る]
【No.1-3-C2】 近年では様々なコミュニケーション支援機器が市販化されるようになった。しかし、機器をどう使いこなすかといったことだけではなく、障がいがある人との間でのコミュニケーションそのものに対する考えやそれに向かう人の姿勢においては様々な問題が見え隠れしている。生活現場で出会ったいくつかの事例を紹介することを通して、重い障がいがある人とのコミュニケーションで私達が着目すべき点について考える。 [戻る]
【No.1-3-104】 重い障害を持っていても玩具で遊ぶことができるのでしょうか?どんな玩具がいいのでしょうか?動けないから、話せないから遊べない・・・そう思っていませんか。動かせなくても、話せなくても、おもちゃで楽しく遊ぶことができます。その楽しみは、明日への元気の源です。毎日がきっと楽しく元気で過ごせますよ。トイマジック!おもちゃが発する不思議なパワーをあなたも体感してください。 [戻る]
【No.1-3-F】 障害児・者を対象としたテクノエイドは木や金属等で製作され、対象者の状態の変化に対応できるように種々の調整機構や部品を備えているが、個別に適合させるため不要になった製品の多くは廃棄処分となる。この状況を改善するため、間伐材を利用したフレームとアルミジョイントを組み合わせることにより再利用が可能なジョイントシステム(JOSY)を開発し、姿勢保持具や遊具を試作した。そのデザインと使用評価について報告する。 [戻る]
【No.1-3-G】

AAC導入前に大切なのは、コミュニケーションに対する意欲を先ず高めておくことです。私は、その手法として10年来「e-ATと自作ソフトをユニット」として捉え、活用し成果をあげてきました。そこで、このユニットを他の支援者が活用するに際し、補助するシステムとして「個別課題アプローチ表(DVD:配布予定)」を開発しました。当日はこのアプローチ表を用い皆さんと一緒に実演し、その効果を体感してもらう予定です。

(第35回特別教育教材・教具展示会で、文部科学大臣賞を受賞しました!) [戻る]

【No.1-3-H】 「統合失調症を持つ者のパソコン操作困難と精神症状の関連について 〜パソコン学習へのアプローチ〜」
森本 かえで(せのお医院)
現在はパソコンが普及しており就職にも役立つため、統合失調症患者の中にもパソコン操作習得を目指す者は多い。しかし彼らは操作学習に困難を示す。そこで、障害があっても健康な部分にアプローチすることで学習効果を引き出せる統合失調症者向けパソコン学習プログラムを作るため、統合失調症に特徴的な困難があるのか、また困難を生む原因は何なのかを分析した。今回は以上の研究に加え、開発中のプログラムも合わせて発表する。

「精神・発達障害とSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」
岡 耕平(東京大学)

対面でのコミュニケーションに困難がある精神・発達障害のある人にとって、非対面でコミュニケーションできるインターネットは、支援技術として有効である。一方で、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のように、やり取りが発生する場面において、トラブルに発展する事例も少なくない。本研究では、事例の分析から、上記トラブルの発生プロセスを整理するとともに、状況に応じた支援の可能性について検討する。 [戻る]

【No.1-3-101】 専門家と語るセッションは定員20人という少ない人数で講師とやりとりしながら知識を深めていきます。思い切って疑問に感じている事、分からない事をぶつけてみて下さい。

知的障害を伴う自閉症スペクトラムの方は、「ことばの理解」や「要求などでの機能的な使用」が増えても、なかなか質問に応えることが困難なことが珍しくありません。このセッションでは、質問に応えることを1)どの様に評価し、2)どんな練習から始め、3)生活の中でどう具体的に工夫するか、についていくつかの視点を提供していきたいと思います。 [戻る]

【No.1-4-A1】 近い将来、人とコミュニケーションするヒューマノイドロボットが、身の回りの家電製品を操作し、部屋全体がロボットとして働くようになります。その時、ロボットにはどの様な機能やデザインが必要なのでしょうか。そしてそんなロボットが一家に一台活躍する時代は、どのような過程を経ていつ頃実現するのかを論じてみたいと思います。 [戻る]
【No.1-5-A2】 読み書きに困難がある子どもについて、ケース検討を公開の場で行います。検討したいケースがある方は、当日その場で手を上げてください。インシデント・プロセス法という方法を使って検討を進めますので、ケースを提供してくださる方の事前の準備はいりません。検討したいケースの困っていることだけを短く皆さんの前で話し、その後は、参加者からの質問に答えるだけです。参加者からの質問がないと進まない検討会なので、参加者には積極的な参加をお願いします。 [戻る]
【No.1-5-C1】 2010年6月に発売された「Office 2010」のうち、画像編集機能など、教材作成や校務に役立つ新機能を中心にご紹介します。また、1台のPCで複数のマウスで回答したりする教材(スライド)を作成できる、PowerPointのアドオンソフト「Mouse Mischief」についても、実際の教材を見ていただきながら、ご紹介します。 [戻る]
【No.1-5-C2】 AACとは何か?初めての参加者に分かりやすいようにその思想と基本的な技法をお話しします。 [戻る]
【No.1-5-104】 社団法人日本玩具協会主催で、毎年東京ビックサイトで東京おもちゃショーを開催しています。毎年新製品がたくさん展示されます。福祉機器ショーと違い楽しさが溢れています。玩具メーカーの人にも来て頂き玩具の開発の方法や遊び方なども企業として話してもらい、ご参加の皆様には、楽しく遊んでいただきます。 「えー???ただのおもちゃでしょう?」と言わず楽しいおもちゃの世界をのぞいて下さい。みんなおもちゃ好きに成るはずです。 目の不自由な子ども耳が不自由な子どものために『小さな凸のおもちゃカタログ』を参加の方々に差し上げます。 [戻る]
【No.1-5-F】 携帯電話やPCは、障碍を持つ人たちのコミュニケーションを助けたり、社会参加やQOLにたいへん役立つ便利なものです。しかし、それらを利用することでウィルス・架空請求・フィシング詐欺・有害情報などの危険にも遭遇しやすくなります。このセミナーは、どなたでもできる簡単なセキュリティの知識を身に付けていただくとともに、万が一、困った事態に遭遇した時にどのようにすればいいのかの対処法を学びます。 [戻る]
【No.1-5-G】 本自主企画では、音声や音をドットコードの形で普通紙に刷り込み、ハンディーなツールでなぞって再生する「音声発音(再生)システム」を用いて取り組んできた学習支援活動の到達点を明らかにし、成果と課題を共有するととともに、ドットコードに触るだけで音声や音を再生できる新型の「音声ペン」を用いた新しい取り組みの現状を報告し、参加者とともに、今後の可能性について議論を深めたい。 [戻る]
【No.1-5-101】

専門家と語るセッションは定員20人という少ない人数で講師とやりとりしながら知識を深めていきます。思い切って疑問に感じている事、分からない事をぶつけてみて下さい。

周囲の人やモノに興味をもってくれないとか、手を出してくれないと悩んでいませんか? 絵カード等の教材を提示する際、見やすさを考えていますか? お話をする際に、顔の表情等のノンバーバル情報を大切にしていますか? コミュニケーションにおいて見ることはとても大切な役割を果たしています。ここでは、見ることの本質を体験的に理解するワークショップを展開します。見ることという新しい視点から日頃のかかわりを再考してみませんか? [戻る]

【No.1-5-H】 「〜他職種との連携と言語聴覚士の役割〜
入山 満恵子(明倫短期大学 専攻科)
現在、我々は教諭やOT、ST、技術者など他職種から成るチームを組み、障がい児者のコミュニケーションを補助する音声出力型汎用コミュニケーションエイド「VCAN/1A」の開発と実用化を目指している。発表(1)では、チームの連携の様子と、知的障がいを伴う自閉症児へのVCAN/1Aを用いた支援について、言語聴覚士の立場から事例の紹介、チームのなかで担う言語聴覚士の役割について論じる。

「〜家庭、学校そして地域へと活動の場面を広げた自閉症児Aさん〜」
桜井 真郷(新潟大学教育学部附属特別支援学校)
現在、我々は支援技術者、言語聴覚士、作業療法士、特別支援学校教諭からなる支援チームを組み、障がい児者のコミュニケーションを補助する音声出力型汎用コミュニケーションエイド(VOCA)の開発と実用化を目指している。発表(2)では、知的障がいを伴う自閉症児(16歳、附属特別支援学校高等部1年)がVOCAを操作して家庭、学校そして地域で呼び掛け、人とかかわり活動する場面を広げてきた取り組みについて紹介する。

「〜VCAN/1Aのカスタマイズ支援システム〜
伊藤 涼(新潟大学大学院 自然科学研究科)

言語やコミュニケーションに障がいをもつ子どもへのコミュニケーション支援は、障がいの種別、生活や教育の環境、発達段階に応じて、逐次更新する必要がある。そこで個々の能力やニーズに合わせて多様にカスタマイズできる汎用コミュニケーションエイド“VCAN/1A”を開発してきた。その普及を目的として、本研究では、教師、親などの中間ユーザが簡単に作成・更新できる“カスタマイズ支援システム”を開発した。 [戻る]

【No.1-6-A1】 遺伝子はそのすべてが発現しているのはなく、必要なものが選ばれ不要なものは抑制されている。このような遺伝子のON/OFFをゲノム上で決めているのがDNAやヒストン蛋白質の修飾に基づくエピゲノムである。エピゲノムの先天的な異常が発達障害の発症原因となることが知られていたが、最近、後天的にも環境の影響をうけて胎生期や出生後にエピゲノム変化が生じ、種々の疾患の発症に関係していることが示唆され始めた。本講演では、発達障害の発症と環境要因に寄るエピゲノム変化の関係について、仮説も交えて概説する。 [戻る]
【No.1-7-A2】 障害に対してステレオタイプ的な見方をしている人が多い気がします。同じ肢体不自由のある人でもその生活の仕方は様々です。ここでは同じ障害のある人に生活を語ってもらい、その違いに気づいてみます。 [戻る]
【No.1-7-C1】 発売から一年たつOS「Windows 7」の障害のある方にとって便利な設定機能(アクセシビリティ機能)や、新機能をご紹介します。 [戻る]
【No.1-7-C2】 活動や参加の制約を障がいというように考えるようになってきています。つまり、障がいは誰もがもつものと考えられるようになっているのです。活動や参加の制約を考えるとき、環境の果たす役割は大きくなります。環境を構造化したり、より快適な環境を作り出したりすることができれば、活動や参加の制約は少なくなると思われるからです。ここでは、環境を構造化して、より活動、参加しやすい環境を整えるための工夫について考えたいと思います。 [戻る]
【No.1-7-104】 21世紀は多くのテクノロジーを導入した玩具がたくさん開発されています。これらを上手に選択して活用し、楽しく遊んで、淋しさも、苦しさも忘れて夢中になり遊ぶことが大切です。するとその人の笑顔が生まれてきます。1度しかない人生ですから、どんなに重い障害がある人も美しいもの、綺麗な音、また楽しい動きで、時間をすごすことが出来れば嬉しいです。玩具で魔法の技を学んで下さい。皆が幸せな笑顔で、少しの時間が共有できれば最高です。展示品をモニターとしてお受けくださる人に玩具を寄贈します。先着順です。今回は2回目のモニター募集です。数年前もATACの会場で実施しました。色々なご意見も書いてください。使い方選び方の講義をいたします。 [戻る]
【No.1-7-F】 「音座標を利用した自己書字訓練支援システムの開発」
伊藤 史人(一橋大学)
視覚障害者の書字練習には主にレーズライターが用いられてきた。しかし、バランスのよい文字/図形が描かれているかどうかは自分では判別が付きにくかった。本開発研究は、音座標ガイドを使って自己書字練習を行えるシステム提案するものである。タブレットの文字入力範囲に音座標パターンを定義し、ペン先位置を周波数で判別できるようにした。これにより、ガイドなしの場合よりもバランスのよい文字/図形を描けることを示した。

「DO-IT Japan 〜障害や病気をかかえる学生のための大学・社会体験プログラム〜」
平井 麻紀(東京大学)

「DO-IT Japan 障害や病気を抱える学生のための大学・社会体験プログラム」は、高等教育進学と将来の就労を目指す障害のある若者を支援すると共に、社会に存在するバリアを解明し、多様性に開かれた社会を実現することを目的とする活動です。今回は、DO-IT Japanの参加者と一緒に、具体的な活動紹介を行います。また、障害学生の大学受験に関して、この4年間で得られた成果について紹介したいと思います。 [戻る]

【No.1-7-G】 姿勢が安定せず、コミュニケーション機器を上手く使いこなせない。「少しの時間なら身体を起こして前を見る事は出来るが、すぐに頭を突っ伏してしまう、身体が倒れてしまう。」等、姿勢の事で悩んでおられる方が多いと思います。そのような方々に、「キャスパーアプローチ(旧称バランスシーティング)」と言う姿勢保持の技術について、具体的な画像や動画をおりまぜながら、ご紹介させて頂きます。 [戻る]
【No.1-7-H】 「動画を用いた遠隔議論支援システムの開発および実践」
小川 修史(兵庫教育大学大学院学校教育研究科)
近年、e-AT及びAACの概念が浸透してきた一方で、経験の浅い支援者がこれらを適切に導入する困難さが存在する。これらの概念は障がい者固有の困難さを十分に把握する事で初めて効果が表れるが、知識・経験が不足した状態では把握が難しく、結果的に「ズレた支援」になる可能性がある。そこで、本発表では障がい者固有の困難さの把握を目的に開発した遠隔議論支援システムを紹介し、特別支援学校での実践結果について報告する。

「知的障害のある生徒に対する国際交流の実践 −バリアフリー教育ネットワークの活動を通して−」
馬渕 哲哉(大阪府立佐野支援学校)

知的障害者である生徒とタイの障害児校の間で、JISコミュニケーション支援用絵記号を使い、簡単に書き込みができるホームページを作り、国際交流の実践を考えた。しかし、JISは日本の規格であり、タイの生徒には理解が難しいと考えられる。そこで、タイの生徒と日本の生徒に調査を行い理解率のデータを得た。また、実際にホームページを使った日本の知的障害のある生徒とタイの障害のある生徒の国際交流実践を報告する。 [戻る]

【No.1-7-101】 専門家と語るセッションは定員20人という少ない人数で講師とやりとりしながら知識を深めていきます。思い切って疑問に感じている事、分からない事をぶつけてみて下さい。

如何にすばらしい技術であろうと、対象となる人の気持ちに寄り添えないかぎり、無用の長物になってしまいます。人と技術がうまく出会うにはどうしたらよいか、互いの経験を持ち寄ってお話ししませんか。 もし、失敗続きの人がおられたら、それを決してネガティブに捉えないで下さい。それは成功への大切なプロセスだからです。人と技術がうまく出会い、そして何かが生まれるために、このセッションを企画します。 [戻る]

【No.1-8-A1】 健常な身体のイメージに近づけることを目指すリハビリには限界があり、周囲のモノや人との手探りの交渉の中から事後的に立ち上がってくる動きのイメージに身をゆだねていく構えが重要だ。そして、常に不確実性に開かれたそんな交渉の中にこそ、不安や痛みとともに、自由が宿る。そのことを踏まえたとき、従来の自立という概念や、自己決定の倫理が必ずしも自由をもたらすものではなく、不確実性によって引き起こされる「自由」や「痛み」こそが、当事者と支援者の連帯の方向性を指し示すものとして浮かび上がる。 [戻る]
【No.1-8-C1】 視覚障害だけでなく、読字障害、発達障害の方への活用が注目されていて、教科書の提供も開始されたDASIYの概要と、Microsoft Word でDAISYを作成できるようになるWordのアドオンソフト「DAISY トランスレータ」 について、実際にデモを見ていただきながら、ご紹介します。 [戻る]
2010年12月12日(日)
【No.2-1-A2】

「身近にあるテクノロジ―(アルテク)を活用した特別支援教育・就労」
岡 耕平(東京大学)
世界的に福祉機器展示会で展示される障害支援技術の規模が小さくなりつつある。その要因のひとつに一般製品の機能の中に、支援技術として活用できる機能が備わりだしたことがある。このような身近にあるテクノロジー(=アルテク)を支援技術として活用することは、今後の支援技術を考えるうえで重要になるだろう。本セミナーでは支援技術として使えるアルテクと、そのアイディアについて紹介する。

「携帯電話の支援機能と活用」
青木 修一(NTTドコモ)
NTTドコモは“一人ひとりに”をテーマにどなたにも使いやすく携帯電話をご利用いただけるよう取り組んでおります。ドコモの携帯電話ラインナップにはさまざまな配慮機能が搭載されています。今回その配慮機能を「見やすさ」「聞きやすさ」「操作のしやすさ」「わかりやすさ」に分けてご紹介いたします。また携帯電話は機能の充実により、生活のさまざまなシーンに活用が拡がっており、事例をご紹介いたします。 [戻る]

【No.2-1-C1】 三谷泰男さんは四肢まひと言語障害があります。80年代からPCを駆使して様々な活動に参加してきました。機器の性能は向上し、インターネットなどの社会インフラが整備されてきましたが・・・・。パソコンがもたらす笑いと涙の波乱万丈な人生。果たして彼に幸せは訪れたのか?20年を対談で振り返ってみます。 [戻る]
【No.2-1-C2】 重度な運動障がいをもつ子どもたちは、様々な興味や意欲はあるものの、「動けない」「うまくできない」「伝わらない」といったことにより、日々の生活の中で充足感を持てずにいたり、経験不足であったりすることが多い。今回、作業療法士がITを活用することで、重度な運動障がいをもつ子どもたちの遊びや生活に変化が認められた。これまで関わってきた子どもたちの事例を通してIT活用支援のテクニックを伝える。

※11:10−12:00のセミナーと同内容となります。 [戻る]

【No.2-1-F】 科学技術が日々発展を遂げる中、支援技術はどのように変化してきているのでしょうか。2010年に開催された欧米における支援機器の展示会やカンファレンスで見かけた新しい支援技術製品から、最先端技術を駆使したもの、斬新なアイデアに富んだもの、デザインが洗練されたものなどを紹介すると同時に、最近の動向を探ります。 [戻る]
【No.2-1-G】 2010年の幕開けとともに、長野県特別支援学校教員により発刊された同人誌「信州特別支援教育情報誌『slide』」。その「slide」連載陣が、ペンをマイクに握り替え、ATACにて冬の特大号!Vol.1は「スイッチ特集」。「やりたい」「できる」を実現する様々なスイッチ教材、600円で作れる格安VOCA、コミュニケーション環境設定のためのアセスメント等々。時代に灯りをともす匠達によるスイッチ特集です。 [戻る]
【No.2-1-H】 「セルフサポートシート作成支援ソフトウェアの開発 〜「自分の特性を自分で伝える」の実現〜」
小川 修史(兵庫教育大学大学院学校教育研究科)
「発達障がい者自ら」が「自己の特性を相手に伝達する事」を目的としたセルフサポートシートの作成を支援するソフトの開発過程について紹介する。パソコンの操作に対して抵抗が少ない広汎性発達障がい者は多く存在することに加え、苦手傾向がある文章作成の部分をソフトが支援することで、作成にかかる負担の軽減が期待される。本発表では当事者へのインタビューを通した開発過程を中心にシステムの概要について説明する。

「自閉症の生徒への視覚的教材教具 −学校生活で自立した生活行動をするための板磁石やカードを使った実践−」
関根 優子(武庫川女子大学大学院)

自閉症の特性のひとつには、見通しについての困難さがみられることもある。本発表では、自閉症の生徒が安定した学校生活を送ることを課題として取り組んだ、教材教具についての実践を報告する。本教材教具は、身近に手に入る素材であり、簡易な使用方法であること、シンプルな提示機能という特徴がある。その板磁石とカードを用いたトレーニングを当該生徒に行うことで、学校生活の質の向上に有効であったという結果が得られた。 [戻る]

【No.2-1-101】

専門家と語るセッションは定員20人という少ない人数で講師とやりとりしながら知識を深めていきます。思い切って疑問に感じている事、分からない事をぶつけてみて下さい。

私は1985年から18年ほど特別支援学校の教員をしておりました。体育会系でサッカーもずっとしていたことから障がいは乗り越えていくものとい うように最初は考えていたと思います。 こんな状況の中、ATACとの出会いがありました。ここでの出会いが私を大きく変えてくれました。ATACとの出会いから、これまでの間に私の心の動きを振り返ります。 [戻る]

【No.2-2-A1】 昨今世の中を騒がせている電子書籍の登場によって、我々の生活はどのように変化するのか。日本語障壁を越えて進出しようとしているamazon、Apple、Googleなど世界的大企業から、ケータイコミックなどで独自の発展を遂げた国内企業まで、電子書籍をめぐる最新の動向を紹介しつつ、予想されるその大きな変化を書籍の利用者(読者)、書籍の作者(著者)、書籍の制作・流通者(出版社・書店など)の3つの観点から語る。 [戻る]
【No.2-3-A2】 2010年の幕開けとともに、長野県特別支援学校教員により発刊された同人誌「信州特別支援教育情報誌『slide』」。その「slide」連載陣が、ペンをマイクに握り替え、ATACにて冬の特大号!Vol.1「スイッチ特集」に続くVol.2は「シンボル特集」。かわいらしさ抜群!の「Drops」(ドロップス)。手描きに特化した「bo-symbol」(ぼーしんぼる)。時代を象徴するシンボルフリークが夢の競演! [戻る]
【No.2-3-C1】 この20年間、ATとAACは大きな役割を果たしてきました。しかし、近年、携帯電話などの一般製品で障害のある人もATを使わなくてもコミュニケーションが可能になり、特別なAAC機器を使わなくてもICレコーダで音声代替が出来るようになっています。ATやAACの役割は終わったのでしょうか?これからのATとAACがどんな役割を負っていくのが考えてみます。 [戻る]
【No.2-3-C2】 重度な運動障がいをもつ子どもたちは、様々な興味や意欲はあるものの、「動けない」「うまくできない」「伝わらない」といったことにより、日々の生活の中で充足感を持てずにいたり、経験不足であったりすることが多い。今回、作業療法士がITを活用することで、重度な運動障がいをもつ子どもたちの遊びや生活に変化が認められた。これまで関わってきた子どもたちの事例を通してIT活用支援のテクニックを伝える。

※9:10−10:00のセミナーと同内容となります。 [戻る]

【No.2-3-F】 昭和から平成になって約20年経ちます。この20年間のあいだに、教育、福祉の世界はめまぐるしく変化しています。我が家の自閉症青年ノブの子育ての中で関わってきた教育、福祉・・・。そのときはまったく意識もせずに、その時代の支援を利用してきました。 ノブは来年30歳になります。そこで、ノブが育ってきた過程で、教育、福祉はどんな感じだったのかを振り返ってみましょう。そこには、時代の変化を受けながら、我が家の「変わっていった部分」と「変わらない部分」が見えてきます。 これから福祉の制度がどう変わっていくのかよくわかりません。どんな形になるにせよ、我が家は常にゆかいな家族でいるために、これまでを振り返りながら、これからに備えたいと思います。そんな我が家話をお聞かせしたいと思っています。 [戻る]
【No.2-3-G】 電子書籍元年と言われる2010年も終わろうとしています。電子書籍のリーダーもこれから続々と発売されると思いますが、問題は一番肝心なコンテンツ(デジタル書籍)にあると思います。アクセシビリティーに考慮したデジタル教材は、DAISYも含めてアイデア次第でさまざまな方法で作成することが出来ます。個別の子ども達に対応できる世界で一つのオリジナルなデジタル教材の作り方やヒントをご紹介します。 [戻る]
【No.2-3-H】 「コミュニケーションブックの実践について 〜伝わる楽しさ、伝える喜びを感じるコミュニケーション〜」
田中 優子(鳥取県立皆生養護学校)
自分の要求や思いを正確に伝えることができる手段を身につけることを目指し、昨年度からコミュニケーションブックを使ったやりとりに取り組んでいます。コミュニケーションブックを使って、子どもたちが生き生きと自分の思いを伝えるようになっていった過程を、事例をもとに紹介します。

「重度の肢体不自由のある児童へのPowerpointによるVOCAを活用したコミュニケーション支援」
原 伸生(長野県立小諸養護学校)

重度の肢体不自由のある児童がPowerPointによるスキャンVOCAを使って自分の意思を明確に相手に伝えられることを目指した実践事例を発表する。PowerPointによるスキャンVOCAが表出性コミュニケーション手段として成立する条件として、運動機能にフィットしたスイッチ部分、適切な選択肢、スキャン画面の分かりやすさ、そして何より伝えたい相手の存在が不可欠であると考えられた。 [戻る]

【No.2-3-101】 専門家と語るセッションは定員20人という少ない人数で講師とやりとりしながら知識を深めていきます。思い切って疑問に感じている事、分からない事をぶつけてみて下さい。

読み書き障害があると、読めるようにしよう書けるようにしよう、となりがちです。でも、それだけでいいのでしょうか?道具を上手に使って読み書きの困難を回避し、学習に向き合っている事例を紹介します。読み書き障害のある子ども達への支援について語り合いませんか? [戻る]

【No.2-4-C1】

優れた一般製品の福祉転用が進む中、障害者や高齢者に向けた支援機器も新しいアイデアや技術が投入され、新しい風が吹き始めています。本セミナーでは、支援機器の今後の方向性が垣間見えるテーマを集めて皆様にご紹介したいと考えております。

12時から3時までC1のセミナールームでは、セミナーと並行して支援機器の展示を行い、フリードリンクを実施いたしております。セミナーを聞くもよし、支援機器の操作体験をするもよし、歓談するもよし、休憩するもよし、是非、お気軽にe-ATセミナーにご参加ください。

また、ランチョンセミナーでは、100名様にお弁当を無料で配布いたします。昼食をとりながらセミナーを受けることができます(12日朝、受付にて整理券を配布いたします。多数の場合は抽選とさせていただきます)。 なお、当協会のメール会員になっていただくと、事前に本セミナーへの参加とお弁当をご予約いただけます。 詳細につきましては、 [こちら] を参照ください。

お客様のQ.O.L向上を目指して、弊社で取り組んでいる事業をご紹介します。
1)VOCA「リンゴ」事例報告。ご利用者様の利用状況をご紹介します。
2)AAC機器有償レンタル。1ヶ月\3,000、3ヵ月\5,000を基本とした機器のレンタルサービス
3)ユーザー登録とお客様サポートサービス。登録された方の元へ1ヵ月後、6ヵ月後に訪問し機器のメンテナンスや使用方法のご説明に伺うサービス [戻る]

【No.2-4-A1】 インターネットによって我々の生活や仕事は大きく変容しています。障害のある人にとっても様々な変化が起こっています。クラウドコンピューティングという言葉を聞く事が多くなりました。この新しいネットワークサービスによって、何が出来るのか、そして社会がどのよ うに進んでいくのかを語ります。 [戻る]
【No.2-5-A2】 ここでは、いくつかの事例を紹介し、生活上の困難を解決するためのアイデアを議論していきたいと思います。紹介する事例は多少の脚色はありますが、実際にあったものを紹介しています。少し視点を変えてアイデアを出し合うことが出来れば、きっと新しい方向性が見いだせるのではないかと思います。みんなで色々考えてみることにしま しょう。 [戻る]
【No.2-5-C1】

優れた一般製品の福祉転用が進む中、障害者や高齢者に向けた支援機器も新しいアイデアや技術が投入され、新しい風が吹き始めています。本セミナーでは、支援機器の今後の方向性が垣間見えるテーマを集めて皆様にご紹介したいと考えております。

12時から3時までC1のセミナールームでは、セミナーと並行して支援機器の展示を行い、フリードリンクを実施いたしております。セミナーを聞くもよし、支援機器の操作体験をするもよし、歓談するもよし、休憩するもよし、是非、お気軽にe-ATセミナーにご参加ください。e-ATセミナーの詳細につきましては、 [こちら] を参照ください。

13:10-13:30 「視線入力装置マイトビー」
トビー・テクノロジー・ジャパン(株)
視線を使って文章を書いたり、定型文を読み上げたり、インターネットやメールをすることができる、視線入力装置マイトビーのご紹介

13:40-14:00 「必見!いよいよトーキングエイドがiPadに」
新トーキングエイド開発プロジェクトチーム

(株)バンダイナムコゲームス/(株)日立ケーイーシステムズ/(独)産業技術総合研究所/(NPO)e-AT利用促進協会の4団体がチームを組み、コミュニケーションエイドのベストセラー商品「トーキングエイド」をiPadで稼働する次世代コミュニケーションエイドとしてリリースすべく開発をスタートさせました。その概要を紹介し、みなさまのご意見も頂戴したいと思います(本開発は平成22年度厚生労働省 障害者自立支援機器等開発事業です)。 [戻る]

【No.2-5-104】 作業療法士が活動支援を進めていく時、「『活動』を分析」し、「対象児者の機能を見きわめ」、「道具・器具を対象児者と調整」し、『できる』ように援助するという視点を持っています。その時に、自助具やスプリントなどを活用することがあります。スイッチなどと組み合わせることで重度の障害がある子どもたちの『活動』を『できる』ように支援していきます。今回は、それらを活用するための方法やポイントを紹介します。 [戻る]
【No.2-5-F】 「障がい児・者への工学的支援活動の紹介」
縄手 雅彦(島根大学 総合理工学部)
本研究室では、2003年より近隣の医療福祉施設や特別支援学校等における障がい児・者のリハビリテーション支援や療育支援への情報機器の活用に関する実践研究を行ってきた。本報告ではそれらの活動について紹介する。

「重度障害者に対するIT支援 〜当院障害者施設等一般病棟での取り組み〜」
鈴木 充紘(会田記念リハビリテーション病院 リハビリテーション部)

昨今、障害者に対するIT支援が進められているが、作業療法における効果、検証の報告は少ない。そのため、本研究では、重度障害者に対するIT支援の介入と効果を検証すると共に、その意義と必要性について検討した。介入の結果、社会参加の拡大とQOLの向上が得られた。作業療法士がITを活用して支援する際には、技能を向上させるだけでなく、その人らしさを引き出すための、包括的な評価・介入が必要であると考える。 [戻る]

【No.2-5-G】 例年東京で行っているマジカルトイボックスイベントの活動を紹介します。マジカルトイボックスは障がいの重い子どもたちのコミュニケーションを豊かに出来ないかという趣旨で、AACやATをその考えの中心におきながら、多くの人と交流を図ってきました。
今回も例年と同様にイベントで作られた冊子の紹介、製作講座で作ったスイッチやおもちゃの紹介、事務局スタッフが日々実践している実践の紹介をします。 [戻る]
【No.2-5-H】 「未来のウェブアクセシビリティは何を実現するのか?」
川路 いず美(NPO法人 みんなのICT)
「知覚可能」に加え「操作可能」を実現することがウェブの利活用を左右する大きな要因と位置付けられており、HTML5の「ユニバーサル・アクセス」の原則が、あらゆるウェブ利用者に利益と豊かな生活をもたらすことが期待できる。HTML5がウェブアクセシビリティにどのように影響を与えるのか、主にキーボードユーザー、スクリーンリーダーユーザーを対象に具体的に何を実現するのかを明らかにすることを目的に調査・研究を実践した。

「私立大学等経常費補助金(特別補助)から見た高等教育機関での障害学生への合理的配慮の現状」
田中 芳則(前 名城大学大学院大学・学校づくり研究科)
日本私立学校振興・共済事業団で公開した平成15〜21年度の私立大学等経常費補助金(特別補助)のデータに着目し、大学・短期大学・専門学校ごとに公開された障害者受け入れによる金額を整理して予算から見た状況を把握し、積極的かつ支援の充実している地域・高等教育機関を示すことができた。また、その支援状況は西高東低の傾向となっていた。なお毎年16億円余りが交付されて1校当たりの平均助成額は年々減少している。 [戻る]

【No.2-5-101】 専門家と語るセッションは定員20人という少ない人数で講師とやりとりしながら知識を深めていきます。思い切って疑問に感じている事、分からない事をぶつけてみて下さい。

iPhoneやiPadが学習ツールや生活支援ツールとして障害のある人に役立つという話題が多く聞かれるようになりました。一般に公開されているすでに30万本を超えるiPhone・iPad用アプリには、個人プログラマーが開発したものも多く含まれ、個人であってもApp Storeを通じて、世界中の人に向けてアプリの販売や無料配信を容易に行えるようになりました。自らアプリを作ってみたい、またはアプリ開発の概要を知りたい人のための初心者向け入門セミナーです。プログラミング未経験の人も歓迎します。 [戻る]

【No.2-6-A1】 鈴木さんは「空気の鞄」「ファスナーの船」「瞬きの葉」などの作品を残す現代アーティスト(http://www.mabataki.com/)、神原さんは「かどけし」、デザイン携帯電話「PLY」を手がけたデザイナー(BARAKAN DESIGN http://www.barakan.jp/)、秋田さんは「掘れ掘れ読本」というユニークな著書をもつ美術史家、美術はセンスではなく訓練だと語ります。この3人の楽しい対談が新しいコミュニケーションの方向性を示してくれます。 [戻る]
【No.2-6-C1】

優れた一般製品の福祉転用が進む中、障害者や高齢者に向けた支援機器も新しいアイデアや技術が投入され、新しい風が吹き始めています。本セミナーでは、支援機器の今後の方向性が垣間見えるテーマを集めて皆様にご紹介したいと考えております。

12時から3時までC1のセミナールームでは、セミナーと並行して支援機器の展示を行い、フリードリンクを実施いたしております。セミナーを聞くもよし、支援機器の操作体験をするもよし、歓談するもよし、休憩するもよし、是非、お気軽にe-ATセミナーにご参加ください。e-ATセミナーの詳細につきましては、 [こちら] を参照ください。

14:10-14:30 「コードレス筋電スイッチとスイッチ切換機の活用 」
(株)テクノスジャパン
2つの最新支援機器を紹介します。 1.AT機器やおもちゃを「おでこ」で簡単に操作できる筋電スイッチ「オデコン」。装着が簡単で、しかもコードレスという、画期的な製品です。 2.各種入力スイッチで機器操作と呼び出しが簡単に切り換えられるマルチスイッチボックス「パーソナルコール」。音とランプで操作の確認ができるスグレモノです。

14:40-15:00 「特別な支援を必要とする子どもたちの生活・学習をサポートする携帯アプリ」
富士通(株)

携帯電話を活用して特別な支援を必要とする子供たちの生活・学習をサポートする、特別支援携帯アプリについてご紹介します。 時間の理解を支援する「タイマー」、コミュニケーションや見通しを支援する「絵カード」、漢字の筆順の理解を支援する「筆順」の各アプリについてご紹介します。また、アプリを使用した効果については、共同で研究を実施した香川大学 教育学部 坂井聡先生からご紹介いただきます。 [戻る]

【No.2-6-104】

優れた一般製品の福祉転用が進む中、障害者や高齢者に向けた支援機器も新しいアイデアや技術が投入され、新しい風が吹き始めています。本セミナーでは、支援機器の今後の方向性が垣間見えるテーマを集めて皆様にご紹介したいと考えております。

12時から3時までC1のセミナールームでは、セミナーと並行して支援機器の展示を行い、フリードリンクを実施いたしております。セミナーを聞くもよし、支援機器の操作体験をするもよし、歓談するもよし、休憩するもよし、是非、お気軽にe-ATセミナーにご参加ください。e-ATセミナーの詳細につきましては、 [こちら] を参照ください。

「エーブルネット社会話補助装置「スーパートーカー」を用いた就労事例と就労支援の取り組み紹介」
パシフィックサプライ(株)
私たちは支援機器をたくさん販売しています。教育や療育現場では多く活用されていますが、働く現場ではどう役立つのでしょう。 働く現場での支援機器の可能性や、障がいのある人が必要とする職場環境を学び、障がいがあっても働きやすくなる社会にしたい。 2010年3月より開始した就労支援への取り組みと実際の就労事例、その取り組みの中で気づいたこと、学んだことをご紹介します。 [戻る]

【No.2-6-F】 「福祉制度の変革と現状」
渡辺 崇史(日本福祉大学)
障害者自立支援法は、これまで多くの問題点が指摘されてきました。現在では2013年8月までに新たな総合的な福祉法制を実施するという合意に至り、より活発な議論が展開されています。一方、福祉用具や各種支援機器を入手するための制度は、取扱い品目等について数回の改正がされています。今回は福祉用具、支援機器の給付制度の概要を主として、福祉制度の変革と現状について概説します。

「名古屋市における日常生活用具評価事業(試行)の実施について 〜視覚障害者向け機器を対象に〜」
田中 芳則(なごや福祉用具プラザ)

障害者日常生活用具給付制度が平成18年10月より市町村事業となり、その判断は各市町村にゆだねられ品目選定などは各々異なる状況にある。今回、なごや福祉用具プラザが名古屋市より依頼を受けて、視覚障害者向け機器1機種の評価を行い、同制度での対象品の認定可否に向けての判断材料を提供することとなった。モニタによる評価および、工学的評価を行い、その結果、平成22年4月より対象品として認められることとなった。 [戻る]

【No.2-6-G】 小学校3年生で学習する漢字200字について、わかりやすく漢字を覚えるために役立つ教材として、大きな文字版(22ポイント)と電子版(筆順のアニメーションと音声収録)を試作しましたのでご紹介します。また、今回、「教科書体」と「丸ゴシック体」それぞれの良さを生かした中間書体を開発してみましたので、デザインの考え方についてお話します。 [戻る]
【No.2-6-H】 自閉症者のいわゆる「『俺ルール』論理」と定型発達者の「常識的な論理」が出会うところに何が起こるのかについて数学の論理を分析する手法で分析し、両者がお互いにわかりあえるとはどういうことかを考えてみます。「『俺ルール』論理」も「常識的な論理」も数学の記号で記述すると、いずれも形の上で対等な「論理」となり、その間のコミュニケーションの成立とは何なのかを解説します。二人の講演者がそれぞれの論理を使って会話し、意思疎通ができたりできなかったりするという実演も交えて講演を進めます。 [戻る]
【No.2-7-A1】 この20年、みんながんばり続けて社会全体が少し疲れたような気がします。 自分ではどうにもならない動きに巻き込まれて、どこに行ってしまうか分からない不安につつまれています。 そんな時、だからこそ頑張ろうと考えると、ますます疲れ果て、不安になってしまいます。 今こそ少し休んで、様々な新しい考えを吸収できれば・・・ ゆっくりと物事の本質を見つめることができれば・・・ 何か今までと少し違う発想で、少しだけ前に進んで行けるはずです。 [戻る]

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