ATACカンファレンス2012 東京

assistive technology & augmentative Communication Conference 2012 in tokyo

企業・団体製品展示(50音順) 

12月22日(土)

(株)アクセスインターナショナル

製品名:

ディスカバープロ,インテリキー,VOCA,ボードメーカー,トーキングエイド for iPad,あのね♪DS,イヤーマフ,タイムタイマーQシリーズ,文房具,カレンダー

12月22日(土)

(株)クレアクト

製品名:トビーPCEye 視線入力装置,療育(Sensory)ソフト

12月22日(土)12月23日(日)

(有)スペース96

内容:障害者関連の書籍の展示・販売

12月22日(土)

ソフトバンク(株)(株)エデュアス

内容:iPad及びにアプリケーションの展示・デモを行います。

12月22日(土)

(株)タオ

製品名:パソコン学習システム「天神」 

内容:幼児〜高校生までの学習ソフトで,一般家庭だけでなく学校や塾などで利用されています。昨今,発達障害児童のご家庭や教育機関から数多くのお問い合わせを頂いております。

12月22日(土)

パシフィックサプライ(株)

製品名:各種VOCA,スイッチ,iPad用固定アーム,PC入力支援機器,パワーリンク 4 など

12月22日(土)

マイクロソフト(株)

内容:Windows8アクセシビリティ機能の紹介を行います。

12月22日(土)

(株)ユーキ・トレーディング

製品名:Tecla Shield(スイッチインターフェイス)と周辺機器(スマートフォン・タブレット)

12月22日(土)

(株)ユープラス

製品名:トーキングエイド for iPad

このページの先頭へ

2012年12月22日(土)    ポスター発表

活動紹介・報告

「授業に活かすiPad活用紹介」

當眞 正太(沖縄県立泡瀬特別支援学校)

沖縄県立泡瀬特別支援学校におけるiPad活用の取り組み4例を紹介する。算数アプリで10までの数概念形成の取り組み,手作りマウススティックでiPadを一人で操作できるようになった取り組み,手作りキーガードと改良手袋で誤入力軽減ができた取り組み,教科書をPDFにしてiPadに入れて一人で学習できる部分が増えた取り組みを紹介する。

活動紹介・報告

「上肢に強い緊張のある生徒を対象にした教科学習におけるiPad活用〜iPadで「教科書を読む」「ノートをとる」「テストを受ける」〜」

山口 飛(沖縄県立泡瀬特別支援学校)

対象は,脳性まひの男児1名。上肢の緊張が強く,学習面で全面的な支援を必要としている。本研究では,毎日の教科学習のなかで対象児が「自分でできる」活動を支援するため,「教科書をよむ」「ノートをとる」「テストをうける」についてiPadを活用し,学習に対する意欲の向上,責任感の芽生えを目指した。

活動紹介・報告

「特別支援学校(肢体不自由)におけるAT(ICTを含む)の活用の現状−全国特別支援学校(肢体不自由)調査の結果から−」

長沼 俊夫(独立行政法人国立特別支援教育総合研究所)

全国の特別支援学校(肢体不自由)を対象にAT活用とATを活用したセンター的機能発揮の状況について把握することを目的とした調査を実施した。本調査結果の中から,AT活用の現状について,その概要を発表する。

活動紹介・報告

「障害の重い子どもたちとのVOCAを使った実践 〜50種類のVOCAを作って〜」

太田 直樹(長野県花田養護学校)

障害の重い子どもたちとかかわっていると,どんなに障害の重い子どもでも「言いたい」「伝えたい」という想いを持っていることが分かります。かかわり手として,その想いを受け止めて実現させたいと考えます。子どもの発信を支援するために,子どもの実態に合わせて作った数種類のVOCAと,その実践について紹介します。実物も手にとっていただき,改善点や新しいアイデアをいただけるとうれしいです。

活動紹介・報告

「支援機器普及における教材製作の効果と課題 マジカルトイボックスの実践より」

禿 嘉人(東京都立光明特別支援学校)

マジカルトイボックスは支援機器の普及を進めるためにイベントを開催し,講演会,業者による機器展示と共に支援機器の製作講習会を実施してきた。しかし,教員が支援機器を製作することは市販品の購入を阻害するということも言われている。そこで,これまでに製作してきた機器を展示し,マジカルトイボックスの活動を紹介しながら,支援機器を教員が作成することの効果と課題についてディスカッションを行う。

活動紹介・報告

「特別支援学校におけるタブレット端末の活用  〜成果と課題〜」

白濱 菜穂子(愛知県立みあい養護学校)

本校は,23年度から情報端末機器(iPad,iPod)を使ったコミュニケーション支援や学習指導に関する研究に取り組んでいます。知的障害のある自閉症の児童が多数在籍する特別支援学校小学部でのこれらの機器の活用事例や2年間の取組の成果と課題を報告いたします。

実践研究

「テレビゲーム機Wiiを活用するための2つの入力補助装置と障害に合わせた適合法」

井手 將文(佐賀大学)

Wiiは,ダイナミックな動作が要求され,肢体不自由児が楽しむのは困難との印象を持つ方も多い。発表では,2つの入力補助装置を紹介し,重度障害でもWiifitやWiiSportsResortなどが楽しめる適合法を解説する。バランスボード用補助装置は,車いす上での重心移動によりゲーム操作を可能とする。リモコン用補助装置は,リモコンを持てない人でも弱い手足の動きで,遊覧飛行やジョギングゲームを可能とする。

開発

「スマートフォンを用いた盲ろう者のための指点字支援システムの開発」

丹下 裕(国立舞鶴工業高等専門学校)

本研究では,スマートフォンの機能やネットワーク環境を用いて,障がい者のノーマライゼーションを図ることを目的とする。その取り組みの一例として,特に障がい者の中でもコミュニケーションが困難である盲ろう者を対象とし,スマートフォンを用いた指点字支援システムの開発を行う。開発の第一段階として,スマートフォンに接続する指点字の入出力機器を製作するとともに,ソフトウェアの開発を行いスマートフォンへの通信システムを構築する。

開発

「音声再生キットを活用した簡易型VOCAの試作 その2」

杉浦 徹(長野県上田養護学校)

障がいのある子ども達が主体的に学習活動に参加するためのアイテムとして,いわゆるVOCAの有効性が近年指摘されるようになった。その一方で,市販のVOCAは高価であり,また入力方法が限定されているために教育現場で広く活用されているとは残念ながら言い難い。そこで音声再生キットを活用したVOCAの試作を行った。本発表では,実際の試作品の紹介,実際の活用の様子等の報告を目的としている。

開発

「汎用コミュニケーションエイドVCAN/1Aを用いた発達・知的障がい児のコミュニケーション支援1 〜VCAN/1AをiOS端末で実行するアプリケーションソフトウェアの開発〜」

長谷川 研人(新潟大学工学部福祉人間工学科)

我々は,ひとつのコミュニケーションエイドで長期間に渡り支援できるように,個々の能力やニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできる汎用コミュニケーションエイド“VCAN/1A”を開発してきた。今後VCAN/1Aを市販するためには,誰でも簡単に作成・更新およびデータ管理ができるシステムを開発する必要がある。本研究では,先行研究で開発したカスタマイズ支援システムを用いて作成したVCAN/1AをiOS端末で実行するシステム開発を目的とする。

活動紹介・報告

「汎用コミュニケーションエンドVCAN/1Aを用いた発達・知的障がい児のコミュニケーション支援2 −長期間使用している事例の変化と言語獲得期に導入した事例−」

青木 さつき(明倫短期大学附属歯科診療所ことばクリニック)

我々地域の専門家集団からなる支援チームは,個々の能力やニーズに合わせて多様にカスタマイズできる音声出力型汎用コミュニケーションエイドVCAN/1Aを開発し,実践報告をしてきた。2009年の発表時点までの導入事例は,すべて「名称の理解」があったが(ATAC2009抄録p.68),今回は,言語獲得期に「応答の指さし」の獲得を目指してVOCAN/1Aを導入した事例を報告する。また,長期間実践事例については,この1年間の変化を報告する。

開発

「汎用コミュニケーションエンドVCAN/1Aを用いた発達・知的障がい児のコミュニケーション支援3 〜ログデータを用いた言語能力評価法の検討〜」

上野 智寛(新潟大学大学院自然科学研究科)

従来の言語能力検査には,「保護者や専門家の主観的評価しかできない項目が含まれる」「結果がその日の調子や環境要因に左右されやすい」などの問題がある。それを補うために,我々は汎用コミュニケーションエイドVCAN/1Aのログデータに着目した。このデータは,単なる使用記録であるが,定量化できる評価データも含んでいる。本研究は,ログデータの分析から<S-S法>のいくつかの評価項目を抽出し,可視化することを目的とする。

開発

「通常学級に在籍する発達障害児向け国語用デジタル教材」

宮田 圭介(静岡文化芸術大学 デザイン学部)

軽度発達障害のある多くの児童生徒にとって,物語における登場人物の感情を,文章読解だけで理解することは困難である。そこで,必要に応じてイラストや動画などを用いて登場人物の感情を可視化して理解を促す,タブレットPC版国語デジタル教材を試作した。この教材は初期状態では文章しか表示されない。読解困難な文章をタッチすると,その文章だけがイラスト表示されて物語の状況が理解できる。

開発

「タブレット端末の教材を作ろう 〜Keynote活用術〜」

中西 貴洋(愛知県立みあい養護学校)

教育現場でのタブレット端末の利用が広がってきています。タブレット端末には,豊富なアプリケーションが用意されていますが,自作教材の魅力も大きいものです。アプリ開発はハードルが高いですが,プレゼンテーション作成アプリや電子書籍作成アプリを使えば簡単に端末用の教材を作ることができます。iOSの代表的プレゼンアプリKeynoteやiBooks Authorを使った教材について本校の実践から紹介をいたします。

開発

「視覚シンボルライブラリ「ドロップス」の開発と活用」

竹内 奏子(ドロップレット・プロジェクト)

ドロップスは,ドロップレット・プロジェクトが開発した,無料のシンボルライブラリです。分かりやすいデザインで高い評価を得て,教育・医療・福祉の現場に急速に広がっています。総語彙数1600語に達したドロップスとその活用方法,情報携帯端末との連携による効果的な使い方,コミュニケーションブックへの応用など,実物を紹介しながら詳しく説明します。

開発

「発達障がい児の学習支援における訓練ソフトの開発と支援現場での活用事例」

山田 康平(島根大学 総合理工学部)

発達に障がいをもつ児童・生徒においては学習面に困難を示す場合が多い。我々は読み書き障がいやアスペルガー障がいを持つ児童に対して,パソコンを活用した学習支援活動の手法の開発を2010年度より行っており,その活動の概要を報告する。

 
このページの先頭へ
©2012 ATAC.All Rights Reserved.