ATACカンファレンス2013 京都

assistive technology & augmentative Communication Conference 2013 in kyoto

ATACカンファレンス2013京都は終了いたしました。多数のご参加誠にありがとうございました。

開催内容

ATACカンファレンスは「テクノロジー」と「コミュニケーション」をキーワードに,社会の中で困難さを抱える人たちを支援する技術と考え方を多くの人と共有するために1996年から毎年開催されています。教育や福祉の現場ですぐに役立つ技術や考え方を専門家が分かりやすくお話しします。

 

今年のATACカンファレンスのテーマは「比べて観る」
 ATACカンファレンスではICTを使って困難に直面した人の壁をどのように打破していくか,そして,教育や福祉の中で人と技術がどのように共存できるかを模索してきました。しかし,近年の技術開発のスピードは急です。パソコンやインターネットに驚いている間に,スマートフォンやタブレットPCが普及し,新たな教育や支援の道が開けてきています。 一方,その機能の素晴らしさに魅かれるあまりツール中心の教育や支援が増えているのは残念な事です。ツールの機能が不十分で人が関わらなければならない要素が大きかった時代の方が相手にしっかり向き合った教育や支援が行われていた気がします。そこでATAC2013では「比べて観る」をテーマに以下の2つを柱に開催します。
 1つは「基本に帰る」。日々の忙しさの中で先輩から後輩へのいわゆるツボの伝達が不十分なのかもしれません。若い人の 中には大事なポイントが抜け落ちた形だけの教育や支援もみられます。このテーマのセッションでは,障害のある人の支援や教育において見失ってはならないものをお伝えします。
 もう1つは「先を観る」。様々な技術が登場し社会制度もめまぐるしく変わり,その中で混乱している人もいるのではないでしょうか? これから未来がどうなっていくのか見通しを持っていないと教育やリハビリは陳腐化してしまいます。このテーマのセッションではロボットなど最新の技術を紹介しながら未来を考えて頂きます。基礎を学びつつも未来を見通す実践のために今年のメインカンファレンスでは「タブレットと絵カード」「人とロボット」「スイッチとキネクトOAK」など2つの対比を楽しみながら自分の実践を観て頂こうと思います。
 これまでのATACカンファレンスは多くの部屋で自由に選べるカンファレンスでしたが,今年はATACの主旨と今後の目指す方向を理解して頂きたく,部屋を絞って出来るだけ同じセッションの中で情報を共有して頂いたうえで議論を深めて行きたいと思います。詳しく実践的な知識を身につけたい方のために,少人数で学べるマイクロセッションも行います。
 初日のプリカンファレンスでは従来通りテーマをしぼって一日ゆっくりと学んで頂きます。すぐに実践に役立つように,事例紹介や体験ワークショップを出来るだけ多く盛り込んだセミナーですのでこちらにもご参加ください。

 

ATAC2013プログラム(PDF 1.06 MB)

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[日時]
2013年12月13日(金)〜 12月15日(日)
 
12月13日(金)プリカンファレンス
 10:00−16:30(9:30受付開始)
 
12月14日(土)メインカンファレンス
 9:30−16:45(9:00受付開始)
 17:15−19:00(レセプション)
 
12月15日(日)メインカンファレンス
 9:30−16:30(9:00受付開始)
[場所]
国立京都国際会館
〒606-0001 京都市左京区宝ヶ池
[主催]
ATAC,特定非営利活動法人 e-AT利用促進協会
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