ATAC2016プログラム(当日配布用)(PDF:3.47MB)
ATACご案内(開催案内 2ページ)(PDF:218KB)
2016年12月09日(金) Academic Day ◇ 実践研究を通じて,日々の取り組みを考える 受付開始時間9:00
|
|||
9:30-16:40 |
Room:C-1 | これまでのATACでは多くの実践や開発が報告されてきました。また,人とつながり出会う中で,施設,学校,企業など多くの現場でも,優れた実践や研究開発,ユニークな取り組みがなされていることを聞きます。それらの活動を,客観的に整理し広く共有していくチカラをつけませんか?それらを議論し,日々の取り組みを考えてみませんか?
Academic Dayは,既存の古典的な特別支援教育や福祉の研究の枠の中から抜けて,誰もが生き易い社会を構築するための能力観・社会制度などを学術的に議論する日です。福祉や教育という枠組みではなく,以下の3つのカテゴリーで研究発表を募集します。 一般の学会発表とは違い,自由な雰囲気の中で発表を聞き,その場で専門家のアドバイスや批判を受け,より良い研究を現場の実践家の人たちに学んで頂く場としたいと考えています。歯に衣着せぬコメンテータが研究計画・分析方法・まとめ方などについて鋭くコメントします。聴衆はそのやり取りを介して,日常の実践の振り返りに役立てていただけるでしょう。 発表者はそこで得たコメントをもとに学術論文を執筆し,後日発行される電子ジャーナル『Journal of ATAC(仮称)』(2017年10月に発行予定)に投稿することができます。 |
|
コメンテータ: |
|||
発表1 09:45−10:15 「子どもの反応の様子を共有することでコミュニケーションの改善がはかられた事例 〜重度知的障害と肢体不自由を併せ持つ女児を対象に〜」 佐野 将大(香川県立高松養護学校) 本稿では,ある重度重複障害の女児を対象として,OAKという観察ツールを用いた実践事例を報告する。本実践ではまず,(1)どのような刺激に,どのように反応しているのか,また(2)刺激を提示する適切な方法はどのようなものかをOAKを用いて観察した。さらにその観察結果を(3)保護者に伝えると家庭での日常のやりとりはどう変容するのかについて,保護者へのアンケートを通じて調査した。OAKによる観察をもとにした日ごろのコミュニケーション支援について考察した。 |
|||
発表2 10:15−10:45
「飲み物の選択における重度・重複障害児の自己決定の支援 〜専門家と一般大学生による評価の違いから客観的なコミュニケーションを考える〜」 武長 龍樹(東京大学先端科学技術研究センター) 重度・重複障害児が2つの飲み物のどちらを好むのかを担任教員が聞き取るビデオ映像を収集した。その映像を専門家と一般大学生によって評価した。その結果,両者ともに聞き取りの手続きが適切だと評価しているほど教員による選好判断への同意する関連がみられた。一方で,飲ませた際の表出にもとづく選好判断については,専門家の方がより同意するという違いもみられた。これらの結果から客観的なコミュニケーションのための手続きについて考察した。 |
|||
発表3 11:00−11:30
「自閉スペクトラム症の人への合理的配慮としての絵カード交換式コミュニケーション・システム(PECS) 門 眞一郎(京都市児童福祉センター) 自閉症スペクトラムの人へのコミュニケーション支援には,補助代替コミュニケーションが必要であるが,中でも絵カード交換式コミュニケーション・システム(PECS)は,《自発的な》意思の表出を教える方法として優れている。しかもiPad用のアプリケーションも開発された。これにより,利用者自身が絵カードを作成でき,自立度は一層高くなる。報告では,23歳男性の10年余にわたるPECS使用の様子を紹介する。 |
|||
発表4 11:30−12:00
「発達障害者向け自動車運転免許取得のための支援教材の検討」 宮田 圭介(静岡文化芸術大学) 本研究は,発達障害者の運転免許取得支援を行う自動車教習所と共同制作を行っている,発達障害教習生向け自習教材アプリの検討報告である。まず,学科教習用デジタル支援教材のサンプルを用いて,教習所の職員が求める教材内容のヒアリングを行った。その意見をもとに,教習所での個別指導用勉強支援教材をベースとする自習教材アプリと,仮運転免許学科試験用自習教材アプリの2種類を試作した。 |
|||
発表5 12:00−12:30
「障害理解に向けたワークショップの提案 〜小中大学生での市販ゲームの共用体験ワークショップ〜」 井手 將文(佐賀大学) 本ワークショップ(以下,WS)は,重度身体障害者自身がインストラクタとなって操作説明や実演を行い,参加者は体幹機能や顎,腕,息等の障害者が行う方法で市販ゲーム機やパソコンの操作を体験することで,障害の多様性と人間の可能性を理解する参加体験型学習である。このWSに参加した小中大学生507名のデータから効果を検証し,併せて重度障害をもつ当事者だからこそできる新しい仕事としての可能性について言及する。 |
|||
発表6 13:30−14:00
「低成績の子どもの学びを支える8年間の取り組み 〜低成績及び不登校や経済的困難さのある子どもの学習支援から見えてきたこと〜」 関口 あさか(埼玉県立熊谷特別支援学校) 不登校や低成績の子どもたちの学習支援を,8年前より行ってきた。そのような子どもたちの背景には,いじめや人間関係のトラブル,障害のあるきょうだいの存在と親からの過度のプレッシャー,虐待,体罰など様々な理由があった。8年間の中でテクノロジーの発展に伴い支援のスタイルや支援の幅が変化した。本発表では取り組みから見えてきた効果的な支援や,このような子どもたちにとっての必要な仕組みについて報告・提案する。 |
|||
発表7 14:00−14:30
「肢体不自由児のICT活用に役立つ教材づくりへの挑戦 〜組み立て式ロボット「Rapiro」をスクラッチで制御するためのパズル・スイッチBOXの試作〜」 水谷 浩(東北福祉大学) ブロック型ビジュアル・プログラミング言語のスクラッチ(https://scratch.mit.edu/)は,ソフトウェアの開発・創作を楽しみながら,誰もが知らず知らずのうちにプログラミングの基礎知識を身につけられることから,次世代の子どもたちのICT活用に有用な学習教材のひとつとしての注目されている。 とりわけ,難しい英単語,数字や記号の組み合わせ(構文)を覚えなくとも,絵や図などを用いて,直感的にプログラミングが可能なことから,文字の読み書きが苦手な子どもたちのICT活用の支援にも役立つ。 現在,わが国では,初等中等教育段階におけるプログラミング教育の必修化という時代の潮流にあって,小・中学校の授業にスクラッチを採用し,ゲームやインタラクティブ・アニメーションの開発や創作などの取り組みが活発化している。 しかしながら,文字の読み書きが苦手で,かつキーボードやマウス操作も困難な子どもたちが,代替入力装置によって,スクラッチを操作し,実際にモノを動かしたり,音や光の制御を可能にするなど,ハードウェアの仕組みを理解するのに役立つ教材づくりへの試みは少ない。 本発表では,キーボードやマウスの操作が困難で,かつ文字の読み書きも苦手な子どもたちが「絵や図などを組み合わせれば,モノを動かすことができるんだ。音や光も変えられるんだ!」ということを体得してもらうための学習教材づくりをめざしている。その一環として,組み立て式ロボット「Rapiro」をスクラッチで制御するための代替入力装置(パズル・スイッチBOX)の試作について報告する。 やがてこれらの試みが,アシスティブ・テクノロジー(支援技術)という視点から,ICTの可能性を広げていくきっかけになれば幸いである。 |
|||
発表8 14:45−15:30
話題提供「AI時代のデータ処理の考え方」 中邑 賢龍・巖淵 守・武長 龍樹(東京大学先端科学技術研究センター) グーグルやアマゾンといったサービスは,人工知能やベイズ統計を使ってデータを処理しています。 このようなデータの扱い方は,平均値を計算するようなこれまでの統計とは,何が違うのでしょうか。人間の科学におけるデータの扱い方が,どう変わっていくのか議論します。 |
|||
特別レクチャー 15:30−16:30
「ベイズ統計の基礎と応用例」 清水 裕士(関西学院大学) 近年,さまざまな領域でベイズ統計を用いたモデリングが主流になりつつある。 本講演では,ベイズ統計モデリングとは何か,既存の方法論と比較してどのような利点があるのかについて解説する。 また,ベイズ統計モデリングが実践研究にどのように応用できるかについても議論を行いたい。 |
|||
まとめ 16:30−16:40 | |||
このページの先頭へ | |||
2016年12月10日(土) Gathering Day ◇ 皆で集まりこれからの社会を議論し,整理する 受付開始時間9:00
|
|||
1 | 9:20−9:30 | Room:Annex1 |
オープニング 「デザインを通して学び・働きを考える」中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター 教授) 今年のATACカンファレンスの主旨を説明し,この日のプレゼンテーションのオリエンテーションを行います。 |
2 | 9:20−16:20 | Room:Annex2 |
展示セッション [研究・ポスター発表] [詳細はこちらから] |
2 | 9:20−16:20 | Room:Annex2 |
展示セッション [企業・団体製品展示] [詳細はこちらから] |
2 | 9:20−16:20 | Room:Annex2 |
相談会
[ATAC講師による相談会] ATAC講師による相談会を行います。日ごろ悩んでいること,疑問に思っていることなど, ゆっくりと直接相談できる時間です。
詳細は,こちらをご確認ください。 参加申込みは,当日会場にて受付いたします。
[予定講師]:河野 俊寛(金沢星稜大学),平林 ルミ(東京大学先端科学技術研究センター,井上 賞子(松江市立意東小学校),巖淵 守(東京大学先端科学技術研究センター),奥山 俊博(東京大学先端科学技術研究センター),谷口 公彦(香川県立高松養護学校),佐野 将大(香川県立高松養護学校), 武長 龍樹(東京大学先端科学技術研究センター),青木 高光(長野県稲荷山養護学校) |
3 | 9:30−10:10 | Room:Annex1 |
教え方をデザインする 「学びの意欲を失った子どもたちが料理で再び学び始める仕組みとは」 福本 理恵(異才発掘プロジェクトROCKET プロジェクトリーダー) 教科書で学ぶ事が嫌いになった学習の遅れのある子ども達は,さぼったり頭が悪いのではなく学びのスタイルが違うのかもしれません。遅れた子ども達に学年以下の教材を学ばせるのではなく,料理等のアクティビティを通して教科を学ぶことの出来る場が必要かもしれません。
協力 「ハイブリッド・キッズ・アカデミー」 ハイブリッド・キッズ・アカデミーは,読み書きや学習につまずきのある子どもたちにテクノロジーを使った学び方を提供しています。 子どもたち自身に未来を切り開く力をつける日本で唯一の塾です。 |
4 | 10:10−10:50 | Room:Annex1 |
社会をデザインする 「超短時間雇用という新しい働き方のデザイン」 近藤 武夫(東京大学先端科学技術研究センター 准教授) 法定雇用率の達成のための1週30時間労働というルールは雇用主・被雇用者双方にとって負担が大きい場合があります。仕事を出せる時間が短くても,体力不足等の理由で働ける時間が短くても,働けるシステムがあればより多くの人が働けるはずです。各地で始まった新しい雇用の試みを紹介します。
協力 「Word文書を読み上げる「WordTalker」のご紹介」 障害者差別解消法の施行により,社会のさまざまな場所で「合理的配慮」が必要とされます。 |
5 | 10:50−11:20 |
|
Break ポスターセッション・展示 |
6 | 11:20−12:20 |
Room:Annex1 |
場をデザインする 「プロデュースする力 −作品を生かす場・人を生かす場のデザイン−」 鈴木 康広(武蔵野美術大学 准教授/アーティスト)・中邑 賢龍 どんなに素晴らしい作品もそれが置かれる空間によっては評価されないものになる事があります。
協力 「特別な支援を必要とする子どもたちの学びを支援するICT利活用」 特別な支援を必要とする児童生徒の学習や学校生活をサポートする,
協力 「AIでデザインする」 マイクロソフトでは人工知能(AI)機能を簡単に利用できる“人工知能パーツ” |
7 | 12:20−13:20 |
|
Lunch Break ポスターセッション・展示 |
8 | 13:20−14:20 | Room:Annex1 |
物・環境をデザインする 「常識を覆すデザインのあり方 −透明人間は作れるのか−」 稲見 昌彦(東京大学先端科学技術研究センター 教授) どうすれば透明人間が作れるのでしょうか? VRやAR研究の第一人者の研究成果から常識を覆すデザインの考え方を学んでみましょう。 |
9 | 14:20−14:50 |
|
Break ポスターセッション・展示 |
10 | 14:50−15:30 | Room:Annex1 |
社会をデザインする 「紙でロボットを作り,貧困社会の教育を変える」 西山 浩平(株式会社 CUUSOO SYSTEM 代表取締役) 紙のロボットの実用化を想像する人はいないかもしれません。レゴが購入出来ない経済的に貧困な子ども達でも入手出来る紙と輪ゴムでロボット製作を行い,その集合知で次世代のロボットを開発する試みに学びます。 |
11 | 15:30−16:10 | Room:Annex1 |
組織をデザインする 「産業医からみた学校や会社のデザイン」 三宅 琢(株式会社 Studio Gift Hands 代表取締役/産業医/眼科専門医) 産業医は手術や薬で人を治療するよりも環境調整をアドバイスしながら適応を促す専門職です。三宅氏はその中でもテクノロジーも積極的に応用した支援を行っています。様々な事例を通して自分自身の学校や職場を見直すヒントを得てみましょう。 |
12 | 16:10−16:22
|
Room:Annex1 |
関係をデザインする 「ナースらしくないナースを目指して」 矢田 明子(株式会社 CommunityCare 取締役/コミュニティナース) 病気ではない人も健康の不安を抱えるもの。ナースらしきないから気軽に相談出来るはず。独居高齢者など地域で孤立した人々に様々な生活支援情報を届けることで人と人を結びつけコミュニティをデザインするコミュニティナース達の活動を紹介します。 |
13 | 16:22−16:34 | Room:Annex1 |
まとめ 「社会をデザインできる社会へ」 中邑 賢龍 困難に直面した人をデザインする「のではなく,環境や制度を少し変えることで困難さは大きく低減されます。 |
14 | 16:34−17:00 |
|
Break |
15 | 17:00−18:30 | Room:Annex |
対話を楽しむ
「イブニングセッション」 <事前登録制> 今年のATACのテーマは,「デザインする」。
会場内で,簡単な軽食と飲み物を用意したイブニングセッションを開催します。 |
このページの先頭へ |
2016年12月11日(日) Practical Day ◇ 実用的知識や考えを身につける 受付開始時間8:30
|
||
1 | 9:30-12:00
(コース1のみ 9:00-12:00)
モーニング セッション
|
Room:510 | コース 1 【事前登録制】【SENSポイント対象セミナー】 「LD・ADHDなど生きにくさを抱えた人たちの学び・働きと合理的配慮」 学びや働きにおける困難さは,本人の努力だけで改善出来るものではありません。テクノロジーによる機能代替や環境調整などの配慮が認められて始めて最大限の能力が発揮出来る人もいます。残念ながら学校や職場における理解が十分でない場合があります。事例を交えながら学びや働きにおける合理的配慮とは何かを解説します。
※当コースは,特別支援教育士〔S.E.N.S〕,特別支援教育士スーパーバイザー〔S.E.N.S-SV〕資格更新のためのポイント(1 P)として認定されます。そのため,モーニングセッションでは当コースの開催時間のみ,9:00-12:00(3時間)となります。
協力 「読み困難な子どもへの様々なDAISY教材提供による合理的配慮」 読むことに困難のある子どもの支援として,ハイライトと音声の同期した DAISY(デイジー)が活用されています。 子どもの実態に応じた合理的配慮に基づく教材の提供を実現します。 |
講師: 近藤 武夫(東京大学先端科学技術研究センター 准教授) DO-IT Japanという障害学生をICTで支援するプログラムを中心的に進め,入試の配慮の合理性を研究している。また,研究室において,多くの障害や困難を抱える人と働きながら就労の配慮の合理性についても研究を進めている。 |
|||
Room:555 | コース 2 【事前登録制】 「あなたが明日から四肢マヒになったら,どのように生活をリデザインしますか?」 障害を支援する立場の人たちも自分が支援を受ける立場でそれを考えられる人は多くないようです。このコースを通して,自分が肢体不自由なったらどうするかをイメージし,ニーズから支援を探るアプローチをリアリティをもって考えられるようになって頂ければと思います。
協力 「あるテクが活きる注目の支援機器2016」 タブレット操作には「アームサポート"MOMO"」,PCのオンスクリーンキーボードには「ジャイロマウス"Zono"」,スマホにメモる視線ボード「ワイヤレス透明文字盤"みてタッチ"」のご紹介をいたします。 |
||
講師: 奥山 俊博(東京大学先端科学技術研究センター 学術支援専門職員) これまでの歴史も踏まえた福祉制度に精通しており,相談者に合わせて制度の紹介や活用方法などを提案してきた。また,車椅子ユーザーとして20年以上福祉機器をウォッチし続けている。
巖淵 守(東京大学先端科学技術研究センター 准教授) スマホやタブレット等の身の回りにあるテクノロジーをベースに「タッチ&リード」や「OAK」などのアプリケーションの開発を行う、現場重視型研究者。 |
|||
Room:554B | コース 3 【事前登録制】 「医者や薬とどう付き合うべきか?」 医師の診断や指示に不安や疑問を感じた時,皆さんはどうするでしょうか? インターネットで調べたり知人の情報を頼ったりしますが,何かすっきりしない事が多いでしょう。産業医であり,かつ,ICTを治療に導入するユニークな講師の話に耳を傾けてみましょう。 |
||
講師: ICTを患者に紹介しながら診察・治療を行う眼科医。産業医でもあり,様々な会社でアドバイスを行っている。 |
|||
Room:104 | コース 4 【事前登録制】 「子どもに適する教材・環境作りに徹底的にこだわってみる」 出来ない子どもに反復して教えるのは大切ですが,それがあまり効果を上げない場合は子ども達に大きなストレスを与えるだけでなく学習への意欲や自信を失わせることもあります。その時は,教材を工夫したりICTを導入に学習の環境を子どもに合わせることで学習効果が改善される場合があります。様々な教育実践事例を通して学習支援のポイントを学んでもらいます。
協力 「障害のある児童生徒を対象とした防災&教育用ツールのご紹介」 女子美術大学が(株)キャドセンターと共同開発した,発達障害や知的障害のある児童生徒を対象として,学校や家庭, 地域で活用できる防災教育ツールを紹介します。 (1)いざ!にそなえる学習ツール「まるばつクイズメーカー」 (2)気持ちを安定させるための「バウンドボックス」 (3)コミュニケーションサポートツール「すききらいカメラ」 (4)いざ!というときのための防災&コミュニケーションツール「チップス」 |
||
講師: iPadを使った発達障害児支援では我が国をリードする。タブレットに拘ることなく様々な方法で子どもの能力を引き出す実践にはいつも驚かされる。 |
|||
Room:501 | コース 5 【事前登録制】 「ゲーム漬けの子どものリハビリテーション」 ゲームはなぜこれほどまでに子ども達を引きつけるのでしょうか? 彼らを意欲を失ったととらえるか,ゲームに意欲的に取り組んでいるととらえるかによってアプローチは変わってきます。マインクラフトで文化財の再生を目指す若手研究者の取り組みから彼らのリハビリテーションを考えてみます。 |
||
講師: 田口 純子(東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員) 専門は建築学。リアルな建物のマインクラフト上での再現を通じて,引きこもった子どもの支援が出来ないか研究を進めている。
中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター 教授) 障害のある人のコミュニケーション技術について幅広く研究している。 |
|||
Room:101 | コース 6 【事前登録制】 「ユニークな子どもの学び方 −異才発掘プロジェクトROCKETを通して−」 ユニークな子ども達は学びのスタイルも変わっています。学びの早い子ども達・一つの事にしか興味を持たない子ども達など様々です。彼らを通常学級で抱える事は容易ではありません。異才発掘プロジェクトに参加した子ども達の事例を紹介しながら,彼らとどのように学んでいくべきか考えてみたいと思います。 |
||
講師: 福本 理恵(東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員) 異才発掘プロジェクトROCKETのプロジェクトリーダーとして,料理や農作業といったリアルなアクティビティから学ぶことを軸としたカリキュラム開発に携わり,新たな学び方と働き方を提供している。 |
|||
Room:509 | コース 7 【事前登録制】 「当事者の語り −ユニークな生き方から学ぶ生き方−」 ユニークな人の発言や行動を理解するのは難しいと感じる人もいます。社会ではなかなか受け入れてもらえないという人たちに登壇してもらい,彼らの話を聞きながらコミュニケーションの難しさを感じると同時に,我々の日常の生活やコミュニケーションを見直すヒントになればと思います。 |
||
講師: 当事者の方々
岡 耕平(滋慶医療科学大学院大学 専任講師) 心理学をベースに学習や生活に困難を抱えた人の学びや雇用の研究を実施。理論だけでなく,実践的な研究を行っている。現在は,高等学校普通科の生徒や教師に対して学習支援や相談を行うために定期的に学校訪問も行っている。
中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター 教授) 障害のある人のコミュニケーション技術について幅広く研究している。 |
|||
2 | 13:00-15:30
(コース8のみ 13:00-16:00)
アフタヌーン セッション
。 |
Room:510 | コース 8 【事前登録制】【SENSポイント対象セミナー】 「読み書き障害の診断とテクノロジーを用いた支援」 読み書きの苦手な子どもの支援にテクノロジーが大きな役割を果たします。しかし,どのような子どもに何を適用すれば良いのかに迷う人も多いのではないかと思います。ここでは,読み書き困難な人へのタブレットやスマホの導入の道筋を事例紹介やテクノロジーデモを交えながら解説します。
※当コースは,特別支援教育士〔S.E.N.S〕,特別支援教育士スーパーバイザー〔S.E.N.S-SV〕資格更新のためのポイント(1 P)として認定されます。そのため,アフタヌーンセッションでは当コースの開催時間のみ,13:00-16:00(3時間)となります。
協力 「すべての子どもたちに読書の楽しみを」マルチメディア DAISY は,数ある電子図書規格の中でも,最も読みに障害のある方への配慮がなされていると言われています。 しかし,まだ認知度が低く,必要 とする子どもたちの手元に十分に届いてはおりません。本セミナーでは,参加者の皆様に わいわい文庫を実際にご覧頂き,基本的な操作を学ぶ場とします。読めずに困っている子どもたちが,読み通した喜びや 自信を身につける可能性がある本文庫を,ぜひご体験ください。 |
講師: 子どもの書きのプロセスを長年にわたって研究し,読み書き困難を理解するためのURAWSS(ウラウス)という評価を開発した我が国の書字障害研究の第一人者。
平林 ルミ(東京大学先端科学技術研究センター 助教) 言語聴覚士・臨床発達心理士である立場から様々な学習に遅れのある子ども達のテクノロジー活用に関する相談に応じている。 |
|||
Room:554B | コース 9 【事前登録制】 「貧困と生活困窮者のライフサポートから学ぶ −社会の現状とこれからの生活−」 生活に困っている人は障害のある人だけではありません。時代の急速な変化の中で,就労環境も変化し,職を失う人も少なくありません。貧富の差が拡大する中で生活困窮者自立支援法が成立しました。様々な事例を紹介しながら,全ての人を包括した福祉のあり方について考えてみましょう。 |
||
講師: 奥山 俊博(東京大学先端科学技術研究センター 学術支援専門職員) これまでの歴史も踏まえた福祉制度に精通しており,相談者に合わせて制度の紹介や活用方法などを提案してきた。また,車椅子ユーザーとして20年以上福祉機器をウォッチし続けている。
近藤 武夫(東京大学先端科学技術研究センター 准教授) |
|||
Room:555 | コース 10 【事前登録制】 「最新のアルテクが我々の能力を高める社会とは? −デモを通じて考える未来の学習・生活−」 様々なテクノロジーが我々の能力を拡大・増強してきています。障害のある人がテクノロジーでエンハンスされることで障害のない人を越える事例も出てきています。身近にあるテクノロジー(アルテク)でもそれが可能になってきた時には,テクノロジーを得られるか否かが能力を決定するかもしれません。現在のテクノロジーや最先端の研究を紹介しながら未来の学習・生活を想像してみてください。 |
||
講師: アルテクベースに支援技術を開発するエンジニア。海外の動向にも詳しい。 |
|||
Room:501 | コース 11 【事前登録制】 「知的障害や自閉症の人とのシンボルコミュニケーション」 言語でコミュニケーションが苦手な人とのコミュニケーションにシンボルや写真の活用は有効です。しかし,シンボルや写真を渡してもそれをすぐに使える人は多くありません。どのようにそれらを導入すればいいのか,具体的な事例を示しながら理解を深めてもらいます。 |
||
講師: シンボルコミュニケーションアプリ「DropTalk」の開発者でシンボルを使ったコミュニケーション実践でも我が国をリードしている。 |
|||
Room:104 | コース 12 【事前登録制】 「黙って観るコミュニケーション −重度知的障害や重複障害の人の気持ちを理解する方法−」 重度重複障害のある子ども達の気持ちを読みとる事は容易ではありません。そのため周囲の人たちはその気持ちを推測していきます。果たしてこれでいいのでしょうか?ここでは日常行われているコミュニケーションの間違いを分析し,正しく意思を汲み取る方法を事例を交えながら紹介していきます。 |
||
講師: 谷口 公彦(香川県立高松養護学校 教諭)・佐野 将大(香川県立高松養護学校 教諭) 共に,日々重度重複障害のある子ども達と関わり,実践を続けている特別支援学校教員。
武長 龍樹(東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員) 行動を科学する心理学者。重度重複障害の子どものコミュニケーションの研究に取り組んでいる。 |
|||
Room:101 | コース 13 【事前登録制】 「意欲を失った勉強嫌いの子どもたちへのアプローチ」 勉強の苦手な子どもはテスト等で評価される機会が少なく,意欲や自信を失っています。彼らが勉強ができないのではなく,教育法が合っていなかったのかもしれません。読み書きが苦手でテストの成績が悪くても聞かれれば答えられたり,体を動かす活動は理解出来る子どももいます。ここでは教科書を離れて,教科書と同じ事を学ぶことは出来ないかという試みを紹介し,子どもにあった教育法を考えてみます。 |
||
講師: 福本 理恵(東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員)
異才発掘プロジェクトROCKETのプロジェクトリーダーとして,料理や農作業といったリアルなアクティビティから学ぶことを軸としたカリキュラム開発に携わり,新たな学び方と働き方を提供している。 |
|||
Room:509 | コース 14 【事前登録制】 「親の気持ちを共感的に理解するには?」 子どもを思う親の気持ちは時には感情的になり,周囲との衝突を生みます。講師や支援者はそれを理解した上で,親とコミュニケーションしていく必要があります。ここでは,学校に通う子どもの悩みを抱える母親達の悩みを聞くコーディネーターとして働く講師が事例を交えながら親の理解に着いて語ります。 |
||
講師: 赤松 裕美(東京大学先端科学技術研究センター 学術支援専門職員) 異才発掘プロジェクトROCKETのコーディネーターとして,数多くの親の悩み相談を受けている。
中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター 教授) 障害のある人のコミュニケーション技術について幅広く研究している。 |
このページの先頭へ |