プログラム | 12月15日(土) Gathering Day     9:30 – 16:30(9:00受付開始)

12月14日 ATAC特別セミナー | 12月14日 FIKAカンファレンス | 12月15日 Gathering Day | 12月16日 Practical Day


ポスター発表

 

発表タイトル 発表者名 要旨
1 通常学級で学習に困難を抱える子供へのデジタル教科書を活用した支援
 佐藤 牧子(東京学芸大学附属小金井小学校 教師)
本実践では、通常学級において、読み書きに困難を抱える児童の読み書きの困難さを把握するためのタブレット版読み書きアセスメントと2020年度から導入される学習者用デジタル教科書、音声読み上げ機能等のICTを活用した、合理的配慮に基づく支援と当事者、家庭、学校、関係機関との連携プロセスについて報告する。


2 肢体不自由のある子ども達のための入力システムの開発(3) -リードスイッチの活用-
 杉浦 徹(独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所)
いわゆる肢体不自由のある児童生徒へのAACを活用した支援は数多く報告されるようになった。本研究では、リードスイッチを活用した操作スイッチを試作した。この操作スイッチは、動かしやすい身体部位に固定した小型ネオジウム磁石を接近または接触させる等のシンプルな動きによっておもちゃやコミュニケーションエイドを操作できる。本発表は参会者に実際に操作を体験してもらい、広く意見交換を行うことである。


3 学習者用デジタル教科書が拓く学習支援の可能性を軸とした学習環境デザイン
 鈴木 秀樹(東京学芸大学附属小金井小学校 教師)
通常学級に在籍する読み書きの困難を抱えた児童への支援として、2019年から正式に「教科書」として認められる学習者用デジタル教科書を活用した支援の可能性を探った。本発表では光村図書出版の国語(5年)を例に学習者用デジタル教科書に実装されている「読み書き」の機能とグループチャットツール(本実践ではMicrosoft Teams)を組み合わせて、読み書きに困難を抱える子への支援を実現する学習環境デザインについて報告する。


4 ZOOM を活用したオンライン上で行う研究会の実践事例  ~肢体不自由 PECS 研究会における実践~
 宮川 雄基(肢体不自由PECS研究会 教師)
研究会を行うにあたり,会員が全国に点在しており,所定の場所で行うことが難しいという問題に直面した。そこで,ZOOM(無料版)を活用し,研究会をオンライン上で行うこととした。ZOOM(無料版)は,IDなどを作る必要がなく設定が比較的簡単で,グループ討議なども行うことができるという特徴を持つアプリである。事後アンケートでは,「子供がいて家を空けにくい保護者にとっても,参加しやすかった」といった声が見られた。


5 LMSサーバを活用したスイッチ類の製作と実践例の紹介
 舩木 英岳(舞鶴高専電気情報工学科 教師)
特別支援学校教員が出前授業の事前学習を行うための学習管理システム(Learning Management System、以下LMS)を構築して、高専の初等教育方法である「失敗から学ぶ」を取り入れたLMSを用いた出前授業(支援機器の製作会)を行う技術教育手法を提案した。構築したLMSは、出前授業で製作する支援機器の資料の閲覧、工具や電子部品等の電子工作を行うための知識も学習できるようにして、個々に教育効果も管理できる。


6 微動作検出型特殊子機の開発
 河田 敏雄(アイホン株式会社 技術開発部)
筋ジストロフィー患者向けナースコールは、患者の症状にあわせた、使用方法の決定やセッティングに時間を要し、看護現場の負担となっている。また、病状が進行すると特殊スイッチでの操作も困難になるが、可能な限り指で操作したいとの要求は強い。そのため、わずかな動きでも呼出ができ、セッティングが容易で、汎用的に使用できる「微動作検出型特殊子機」を開発し実証した。


7 ICT機器の活用による、応用行動分析に基づく支援の効率化の研究その2 ~遠隔参加とデータベース共有を用いた事例研究会のあり方の検討~
 竹内 奏子(長野県稲荷山養護学校 教師)
信州ABA研究会は昨年度、行動の記録・分析、およびデータ共有、支援方法の立案・実践までの流れを、誰にでも取り組みやすくすること目的としてICTを活用した新しい記録方法の開発を行なった。今年度は、新たに事例検討会に遠隔参加できる仕組みと、事例をデータベース化し参照できるようにするシステムを整えることで、より多くの参加者が情報を共有し、日々の支援に生かす方法を模索している。その経過を報告する。


8 汎用コミュニケーション支援WebシステムVCANのエディタ機能の拡張
 杉山 陽菜子(新潟大学大学院 自然科学研究科)
われわれは,言語・コミュニケーションに問題をもつ子どもの支援を目的として,1台で柔軟に対応できる汎用コミュニケーション支援WebシステムVCANを開発してきた.このシステムは,Web上で高い自由度をもつ構造を編集できるが,構造が複雑化・多層化した場合,編集が単純作業の繰り返しとなるため,長時間化・エラー発生が起こる.今回,そのおもな原因となっている作業を簡略化するために,VCAN編集システムのサブシステムを開発した


9 「オープン・ハンドサイクル」を用いた特別支援学校での外出支援
 湯澤 大樹(情報科学芸術大学院大学)
肢体不自由児の特性に、「外出や運動頻度の少なさ」が挙げられる。外出は自立した生活を送るためにも欠かすことはできない。そこで、児童に対し段階的に外出支援の活動を行うことで、外出への機運を醸成できるのではないかと考えた。車椅子に脱着可能な「オープン・ハンドサイクル」を開発し、特別支援学校の小・中学部の肢体不自由児を対象とした外出支援の為のワークショップを提案・実施したのでそれらについて述べる。


10 ASD児を対象としたSSTゲーム開発プロジェクト
 縄手 雅彦(学術研究院理工学系)
ASD児を対象としたSSTについては多くの支援学校で様々な手法で実践されているが,一方で,ASD児は特定のスキルを”ASD児を対象とした高いクオリティを持つSSTゲームを実際のゲーム会社に発注しよう,というプロジェクトを検討中です.1億円くらい集めないといけません.ロールプレイなどを単純に行うだけでは般化が難しいことは知られているので,発言や行動の意図を理解する手立てとなるような面白いゲームはできないか.また,作るとしたらどんなものが良いか,一緒に議論しませんか.ポスターの前でお待ちしております.


11 発達障がい児のための楽しく学ぶ療育・教育ソフトの開発
 金山 周平(島根大学大学院 自然科学研究科)
我々は、発達障がい児の認知特性に合わせた学習支援に関する研究を行っており、学習に対して拒否感を示す児童でも意欲的に訓練に取り組めるように,ゲーム形式の訓練ソフト の開発を行っている。本発表では,我々が開発した,読み書き,注意機能および英単語の綴り訓練ソフト等を体験していただくと同時に,それらに込められたねらいや工夫について 説明する。加えて,ソフトに対するご意見,ご要望をいただきたいと考えている。


12 汎用コミュニケーションエイドVCANを使用している自閉症児の報告~VCANの導入から使用方法と言語発達に与える影響~
 長谷川 史弥(白美会 白根大通病院 ST)
汎用コミュニケーションエイドVCANを導入し、約2年半が経過する自閉症児一例について報告する。症例はVCAN導入後、積極的にコミュニケーションを取るようになり、自ら人へ働きかける場面が増えた。今までほとんど無かった音声表出が増え、音声言語でコミュニケーションがとれるようになってきた。今回はVCANの導入と使用法や言語発達の変化について報告し、VCANのようなコミュニケーションエイドが言語発達に与える影響について考察する。


13 「汎用コミュニケーションエイドVCAN」を効果的に導入するために行った病院・大学・学校の連携~VOCA会議で成立した共同研究の提案と実践~
 福住 健(新潟市立西特別支援学校 教師)
N県N特別支援学校には,林らが開発した「汎用コミュニケーションエイドVCAN」を,STの訓練で活用する児童生徒が複数在籍している。
筆者は2014年からN特別支援学校に在籍し,児童生徒が支援機器を学校生活に取り入れるための支援を行っている。今回の発表では,2014年から2018年の,VCAN導入に関わる病院・大学・学校などの連携(VOCA会議)の変化を比較し,支援機器を円滑に導入するために必要なことを論じたい。


14 重度・重複障害児への視線入力装置を活用したコミュニケーション支援
 柳沼 佑介(神奈川県立中原養護学校 教師)
本研究では重度の脳性麻痺児に対して,ローコスト視線入力装置(Tobii4C Eye Trackerおよびmiyasuku-EyeConLT、EyeMotやDropTalk等)を活用した支援事例について報告する。この支援事例の経過を検討することで,重い肢体不自由があっても主体的に気持ちを発信できるような環境づくりや,本人と教員の両者にとってのテクノロジー活用の教育的意味について,考察を深めたい。


15 VOCAを中心としたコミュニケーション支援に対する学生の意識向上を目指して~AACに関する講習会の実施とアンケートの結果から~
 梅内 明香里(新潟大学教育学部特別支援教育専修)
近年のICTの発展に伴い,進歩する技術や機器を柔軟に活用していくことが教育現場においても求められる。コミュニケーションを支援する機器の一つにVOCAがあるが,VOCAの意義や活用方法を現場の教員が学ぶ機会が少ないために,活用しきれていないという問題がある。そこで我々は,教員養成段階からVOCAを中心としたコミュニケーション支援について学ぶ場を提供し,それによる学生の意識や意欲の変化について論じる。


16 メンタルヘルス予防教育プログラムの実装(京都府方式)
~未来を担う子ども達の心の健やかな成長を目指して~
 村澤 孝子(京都府精神保健福祉総合センター 臨床心理士)
このリジリエンシープログラムは、子どもたち自身が、心の危機に陥ったとしても自力で乗り越えていける事を知り、その方法を身に付ける事、また、精神的な病気に対する偏見を持たず、大人に相談できるようになることを目指します。
また、症状のある子とない子が同時にプログラムを受けることにより、精神的な症状や病気に対する偏見の解消を目指します。
昨年10月から国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の社会技術研究開発センター(RISTEX)の助成を受け、まず、京都府内で、府立聾学校を初めとして、現在7つの学校でプログラムの実施が始まっています。


17 目的地を色情報によって判断する,ライントレース機能を付加した電動車椅子の製作
 片山 英昭(舞鶴高専電気情報工学科 教員)
舞鶴こども療育センターの障害を持った児童たちが安心安全、快適に乗れるような半自動運転技術を搭載した電動車椅子を製作した。この椅子は、目的地によって付けされたボタンにより操作し、ライントレース機能を付加した既製品の電動車椅子により目的地まで案内する。目的地には、操作ボタンの色に対応したカラーテープが貼ってあり、その色情報をセンサが読み取ることで目的地として判断する。


18 心のバリアフリー(障害理解促進)     自閉症VR体験
 近藤 創(香川県立高松養護学校 教師)
障害者理解をする上で、当事者体験をすることは経験者としての視点を持つことに繋がり、とても有効である。しかし、自閉症の方々の困難さについては当事者体験をすることが難しいため机上で学ぶ事しかできなかった。
今回VRを用い、自閉症がある当事者の視点を再現した360度の動画を見て当事者体験をすることで、日常にどういった困難さを持つのかについて知ることができるのでは?という仮定を基に「自閉症VR体験」の実践を行った。


19 聴覚障害児向け言葉学習アプリケーションの開発と学習効果の検証
 真栄田 義史 (沖縄工業高等専門学校 学生)
聴覚障害児は健聴児と比べ,漢字の意味とイメージが結び付きにくいという問題がある。さらに沖縄ろう学校では,カリキュラムの変更により自主学習が必要となった。
そこで,沖縄高専では聴覚障害児の言葉と事象の関連付けを促しつつ,自主学習ができるよう言葉学習アプリの開発,改良を行い実際にろう学校の生徒の使ってもらっている。
さらに,今回からより学習効率を上げられるよう学習効果の検証にも取り組んでいる。


20 ラジオ番組向け「自分の声」音声合成システムの開発(2) ~放送スタジオにおける対話型放送の実践と課題~
 渡辺 聡(株式会社ヒューマンテクノシステム東京)
人工呼吸器(IPPV)装着に伴う気管切開によって音声を喪失したALS当事者が、「自分の声」による音声合成システムを利用してラジオ番組のパーソナリティを務めている。本発表では、実際にラジオ局のスタジオにおいて放送を行う様子を、動画などを交えて紹介するとともに、アシスタントとの対話型での放送を行うために行ったシステムの改善点や今後の展望ついて述べる。


21 実態把握のための視野計測器と視野疑似体験アプリケーションの開発
 神里 志穂子(沖縄工業高等専門学校 教師)
特別支援学校の児童の視野把握を目的として,視野測定器,およびそれと連携したタブレット端末向けアプリケーションを用いた擬似的な視野の体験システムの開発を行っている。このアプリケーションを用いて測定した児童の視野の特徴を観察することができるため, 従来は数値だけで記録されていた児童の視野情報をこのアプリケーションを用いることで, 児童の視野のイメージをより明確に把握した情報共有が可能となった。


22 利用者が受ける車いす走行時の不快感の定量化
 冷水 晴香(沖縄工業高等専門学校 学生)
本研究では,道路舗装が車椅子の走行や車椅子利用者にどの様な影響を及ぼすかを調査し,車椅子で公道を走行する際の不快感のパラメータを明らかにすることを目的としている。 今回,被験者に車椅子で沖縄高専の廊下を走行してもらい,その振動と被験者の不快感の感じ方を測定した。その結果5[Hz]~10[Hz]が被験者に録って最も不快感のある振動であることが分かった。


23 重度・重複障害児におけるタッピングへの反応の可視化
 武長 龍樹(東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員)
本研究は,意図的な反応が確認できず,顔や指先にわずかに動きのあるものの,目視では動きの多少の判断が難しい重度・重複障害をもつA児を対象として,タッピングへの反応をOAK Camのモーションヒストリーによって可視化した。その結果,手へのタッピングに対して,手だけでなく顔の動きも同時に減少することが明らかになった。それにより,A児が触刺激に対して気づいていることが示唆された。


機器展示


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