今年のATACカンファレンスは 12月26日(日)・27日(月)・28日(火)の三日間 オンラインにて開催いたしました

コロナも長期化し、その中で学びをどう続けるかをatacLabも模索してきました。11月に約2年ぶりに対面のセミナーを実施しましたが、議論の熱気、会話のダイナミックさなど集まることの面白さを改めて感じました。その一方で、遠方からの参加の難しさを考えるとオンラインのいつでもどこでも簡単に学べる魅力も捨てがたいものがあります。ATACカンファレンスも時間や空間の枠を超えたハイブリッドな学びを考える時期に来ています。
今年のカンファレンスは年の瀬という時期を選んでの開催です。慌ただしい一方で、仕事は少し落ち着く時期でもあります。当日参加できない人のために年末年始に見逃し配信も実施します。今年一年を振り返ると同時に、新年に向けての新たな夢を考える場としていただければと思います。

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今年のテーマは「常識と非常識」

悩みを解決するために、様々な技法を追い求める人がいます。しかし、人間の悩みは個人の問題だけではなく、環境にも大きく左右されます。また、何かを行えば魔法のようにそれが消えるわけではありません。例えば、読み書きが苦手だからと言って、タブレットを使えばすぐにその悩みが解消するわけではありません。やはり読み書きの練習は必要であり、タブレットの使用を周囲が認めるかどうかという問題も残ります。一方、読み書きの苦手が残っても、日常生活には大きな支障なく働く人もいます。このように、悩みの解決には、その状況の分析と様々な視点を持つことが重要です。
立場が変わると常識は非常識に変わることもあります。専門性の視点が変わると間違いと考えていたものが正しくなったり、問題行動も立場が変わると大切な行動になったりと。いつもと違った視点から見ることで悩みも少しだけ解消されるかもしれません。みんなで語り、多くの人の知識を共有することで、問題の解決のための多くのアプローチを知る。それが今回のカンファレンスのテーマです。