ATACカンファレンス2013 京都

assistive technology & augmentative Communication Conference 2013 in kyoto

プログラム

2013年12月13日(金)    受付開始時間9:30

  10:00-16:30
一日通しのセミナーとなります。
Room:509

一日通しセミナーコース1 基礎セミナー

「知的障害や自閉症とのコミュニケーション AAC」 【定員50 名】

重度の知的障害や自閉症の人とのコミュニケーションにきっかけさえつかめずに困っている人もいると思います。絵カードを試してもそれを上手く使えない人もいます。また,中軽度の知的障害のある人とのコミュニケーションも成立しているように見えても細かな部分を伝えられないといった場合もあります。ここではそういった人たちとのコミュニケーションの技法を分かりやすく実例と演習を交えながらお話しします。テクノロジー中心の話ではありません。テクノロジーに自信の無い人もご参加下さい。

講師:
青木 高光(長野県稲荷山養護学校 教諭)

シンボルコミュニケーションアプリ「DropTalk」の開発者でシンボルを使ったコミュニケーション実践でも我が国をリードしている。


中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター 教授)

障害のある人のコミュニケーション技術について幅広く研究している。

Room:501

一日通しセミナーコース2 基礎セミナー

「重度重複障害の子どもたちの生活・コミュニケーション支援」 【定員50名】

重度重複障害のある人とのコミュニケーションに困っている人も多いと思います。意思が読み取れない,能動的な活動をどうやって引き出すか,スイッチ遊びを続けてもそれが何に続くのか分からないといった悩みを抱えていませんか?ここでは子ども達の能力評価のポイント,コミュニケーションの取り方,生活の組み立て方,学校と家庭の連携など,様々なツールのデモ,事例紹介を含めて学んで頂きます。

講師:

谷口 公彦(香川県立高松養護学校 教諭)

重度障害のある子どもの自立支援活動「Wishプロジェクト」の中心で,重度重複障害児の教育に深い経験を有している。


中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター 教授)

障害のある人のコミュニケーション技術について幅広く研究している。


Room:554A

一日通しセミナーコース3 基礎セミナー

「発達障害の子どもの親や特別支援教師に役立つiPadアプリ」 【定員30名】

障害のある子どものアプリは沢山紹介されていますが,親や教師が子どもの教育や生活支援に役立つアプリについてあまり共有がなされていません。授業の中で子どもの発見を支えるアプリ,つまづきを補うアプリ,子ども達の自習に使えるアプリなどの紹介とその導入の仕方を事例を交えながらお話しします。

講師:
井上 賞子(安来市立赤江小学校 教諭)

iPadを使った発達障害児支援では我が国をリードする。タブレットに拘ることなく様々な方法で子どもの能力を引き出す実践にはいつも驚かされます。


平林 ルミ(日本学術振興会 特別研究員)

言語聴覚士でもあり発達臨床心理士である立場から様々な学習に遅れのある子ども達の相談に応じている。

Room:552

一日通しセミナーコース4 実力Upセミナー

「学校や職場での合理的配慮とは何か? DO-ITの事例を通じて学ぶこと」 【定員16名】

障害差別解消法が成立し,合理的配慮の提供が義務付けられました。そこでいう合理的配慮とは何でしょうか?障害のある人が頑張るだけでなく,配慮することに合理性があればそれを認めていこうという考え方です。DO-IT Japanの活動や障害者雇用の実例を挙げながら配慮について理解して頂きます。

講師:
近藤 武夫(東京大学先端科学技術研究センター 准教授)

DO-ITという障害学生をICTで支援するプログラムを中心的に進め,入試の配慮の合理性を研究している。また,研究室において,多くの障害や困難を抱える人と働きながら就労の配慮の合理性についても研究を進めている。

Room:554B

一日通しセミナーコース5 実力Upセミナー

「障害者雇用の問題点と新しいチャレンジ」 【定員30名】

障害者雇用率の達成を目指してもそこで働ける人がなかなか見つからないという話を聞きます。一方で,障害者雇用枠で働いて数年で離職する人が多いという話も聞きます。障害に応じて自分のペースで短時間働ければそういった問題も生じにくいと思いますが,こういった働き方を実現できる場は多くありません。ここでは,事例を紹介しながら今の障害者雇用制度の問題を整理し,新しい働き方を探ってみましょう。

講師:

岡 耕平(滋慶医療科学大学院大学 助教)

心理学をベースに障害のある人の雇用を研究を実施。理論だけでなく,実践的な研究を行っている。

Room:555A

一日通しセミナーコース6 実力Upセミナー

「当事者研究入門 新しい障害への気づき」 【定員30名】

皆さんにとっての障害とは何でしょうか?理解できているようで実は当事者の方々との認識には大きなずれがあるのかもしれません。これまでは専門家が障害を語ってきましたが,当事者研究では障害当事者が自らを語ることで障害理解を深めていこうとする新しいアプローチです。皆さんの中にこれまでとは違う人間理解の枠組みが出来ると思います。

講師:

熊谷 晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター 特任講師/小児科医)

脳性まひという障害を有しながら小児科医として勤務。当事者研究を進める新進気鋭の研究者。

Room:510

一日通しセミナーコース7 実力Upセミナー

「支援技術開発の過ちから学ぶ新たな開発の方向性」 【定員50名】

多くの福祉機器が開発されてきましたが,多くの機器が障害のある人や教育・リハ関係者に受け入れられたわけではありません。開発者である演者が犯した失敗を語りながら,また,現場の意見を紹介しながら支援技術開発の方向性を整理してみます。同時に,現場の世界の支援技術開発の潮流も合わせてお話しします。

講師:

巖淵 守(東京大学先端科学技術研究センター 准教授)

タブレットPCやスマホをベースに障害のある人の支援アプリの開発を行なうだけでなく,教育や臨床現場にも足をのばし,リアリティある研究を心がけている。


渡辺 崇史(日本福祉大学 准教授)

リハビリテーション・エンジニアでありながら常に現場を離れない実践的研究者。


神原秀夫(東京大学先端科学技術研究センター 特任助教)

MoMAパーマネントコレクションやD&AD Yellow Pencil,グッドデザイン賞など受賞多数。プロダクトのみならず,グラフィックやインテリアなど幅広いデザイン領域で活動を展開。

Room:555B

一日通しセミナーコース8 実力Upセミナー

「認知・心理検査を正しく理解する 障害を簡単に理解し指導するコツ」 【定員30名】

心理検査を行う事は大切ですが,それを支援に活かすことはもっと重要です。また,検査によらずとも子ども達の行動を観察しながら支援を組み立てることも必要です。教育相談を通じて出会った様々なケースをもとに分かりやすく支援の理論と方法をお話しします。

講師:

河野 俊寛(東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員/言語聴覚士)

子どもの書きのプロセスを長年にわたって研究し,読み書き困難を理解するためのURAWSSという評価を開発した我が国の書字障害研究の第一人者。

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2013年12月14日(土)    受付開始時間9:00

1 9:30−9:45

Room:Annex1

【No.4-1-1】 メガセッション

Opening 「比べて観ることの大切さ」
中邑 賢龍(東京大学 教授)

自分たちの行っている教育や支援は多くの場合が効果があるように感じます。短期的にみた場合はそうかもしれませんが10年前と比べてみるとその評価はマイナスになることもあります。また,未来を見通してみても同じことが言えるのかもしれません。過去・現在・未来をしっかり観て比べてみると新しい発見があるかもしれません。

1 9:45−16:45

Room:Annex2

【No.4-1-2】 展示

 研究・実践ポスター発表

 テーブルデモ発表

 企業・団体製品展示

 [詳細はこちらへ]

2 9:45−10:45

Room:Annex1

【No.4-2-1】 メガセッション

「障害って何? 当事者から障害を見つめると・・・」
熊谷 晋一郎(東京大学 特任講師/小児科医)

障害当事者が自らの事を語り,分析する新しい研究が始まっています。これまで研究者・教師・支援者と呼ばれる人の視点とは違った視点から障害を見つめ直すことの大切さを多くの人が理解する必要があります。演者は脳性まひの小児科医。当事者の立場から当事者研究の面白さをお伝えします。

Room:104

【No.4-2-2】 ミニセッション

「ユニバーサルデザインの次は? 凹デザインという考え方」
中邑 賢龍(東京大学 教授)

ユニバーサルデザイン(UD)という考の浸透とともに誰もが使いやすく便利な製品が普及し,街に出てもバリアフリーで安全・安心な環境が整いつつあります。安全・安心・便利という社会は,以前よりもあまり注意を払わなくても,努力しなくてもよい生活をもたらしています。こういった視点は良い事だと考えられこれまで批判されることはありませんでした。しかし,その中で育つ子どもたちはどうなっていくのでしょうか? 様々な問題が生まれてくるような気がします。ここでは,あえて凹をつくって気づきを与えるデザイン(凹デザイン)についてお話ししていきます。

3 10:45−11:15

Room:Annex3

【No.4-3-3】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

定員に達しましたので事前受付を終了致しました

「学習に遅れのある子どもを助けるiPadアプリ体験」
平林 ルミ(日本学術振興会 特別研究員)

学習に遅れのある子ども達の困難さを補うアプリについてデモを交えてご紹介します。 ※翌日にも同内容のセッションが開催されます

Room:101

【No.4-3-4】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

定員に達しましたので事前受付を終了致しました

「新しい障害者雇用の試み」
近藤 武夫(東京大学 准教授) 

特別支援学校の卒業生の就職率は必ずしも高いとは言えません。フルタイムでの就労の難しい人達にどのように働いてもらうか? 短時間でそれぞれの人に合った働き方の実践と制度上の問題点をお話しします。 ※翌日にも同内容のセッションが開催されます

4 11:15−12:15

Room:Annex1

【No.4-4-1】 メガセッション

「身の回りにあるテクノロジー(アルテク)が生み出す最新の支援技術」
巖淵 守(東京大学 准教授)

専用の福祉機器や教育機器を購入しなくても誰もが日常的に使っているテクノロジーを利用して様々な学習・生活支援が出来るようになってきています。例えばパソコン内蔵のあるいはゲーム用のカメラを用いれば重度肢体不自由の人の僅かな動きでスイッチを入れることが可能になりますし,発達障害の人にがスマホを上手に活用すれば困難さが大きく改善できます。ここではそういった身近なテクノロジーのデモと世界の最新の製品情報をお届けします。演者は超電導研究から福祉工学に転向したエンジニア。TBS「夢の扉」でも紹介された新しい福祉や教育工学の世界が語られます。

Room:104

【No.4-4-2】 ミニセッション

「歩くことと移動することの違いを考える 電動車椅子が教えてくれること」
奥山 俊博(東京大学 学術支援専門職員)

電動車いすは歩行を代替してくれる非常にパワフルなツールです。しかし,歩けない人のリハビリテーションの目標は歩くけるようになることに置かれるため,電動車いすは歩けなかった場合,そして手動車いす操作が困難な場合に最終的に導入されるツールとして認識する人が多いようです。このセッションの講師は歩行可能でありながら電動車椅子を利用しています。講師自身が電動車いすを利用するようになったプロセスを紹介しながら,歩くことと移動することの違いについて考えて頂きます。セッションの後半に,電動車いすを体験して頂く時間があります。皆さんが抱いているイメージを大きく変えてくれるでしょう。

5 12:30−13:00

Room:Annex1

【No.4-5-1】 メガセッション

ランチセッション「パソコンは私を変えたか? 短歌で綴る重度脳性まひ者の人生」
三谷 泰夫(歌人)

パソコンやインターネットは障害のある人の生活を大きく変えた事は誰もが知るところです。しかし,重度身体障害のある人がワープロを打てたとしても生活が満たされるわけではありません。25年ちかくICT機器と暮らす演者が詠む数々の歌の中には支援に携わる人が心打たれる何かがあります。今回の講演は最新の歌集「深海魚」で詠まれた歌をキネクトOAKと呼ばれる最新機器を操作しながら伝えます。

Room:Annex3

【No.4-5-3】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

定員に達しましたので事前受付を終了致しました

「特別支援教室の先生に便利なiPadアプリ体験」
井上 賞子(安来市立赤江小学校 教諭)

発達障害の子ども達を受け持った先生たちに知って頂きたい様々なアプリについてデモを交えてご紹介します。 ※翌日にも同内容のセッションが開催されます

Room:101

【No.4-5-4】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

「読み書きの苦手さを理解する簡単な検査「URAWSS」体験」

定員に達しましたので事前受付を終了致しました
河野 俊寛(東京大学 特任研究員)

読み書き障害のある子ども達の読み書きの速度を測り,その困難さを理解する検査「URAWSS(ウラウス)」を体験してもらい,読み書き障害への理解を深めてもらいます。 ※翌日にも同内容のセッションが開催されます

6 13:15−14:05

Room:Annex1

【No.4-6-1】 メガセッション

「知的障害のある人とのコミュニケーションを考える 絵カード VS タブレット」
中邑 賢龍(東京大学 教授)・青木高光(長野県稲荷山養護学校 教諭)

知的障害と一言で括られますが,知能指数が同じであってもその状態は様々で一様な支援があるわけではありません。言語の発達レベルによって適切な働きかけが必要だと思います。しかし,知能指数による程度分類にこだわる人が多いためにコミュニケ−ションが必ずしも適切でないケースもあります。絵カードやタブレットを用いることで子どもの言語能力を把握し,適切なコミュニケーションに導くことが出来ます。ここではその考え方をはじめ,知的障害のある人とのコミュニケーションのポイントをお話しします。

Room:104

【No.4-6-2】 ミニセッション(参加者企画セッション)

「微小重力ポジショニングシステムR.E.D.によるリハビリテーションの効果と可能性
〜日常生活活動を臥位環境からアプローチした実績と臨床での発想の転換〜」

青木 將剛(医療法人社団竹口病院)

関節拘縮,関節可動域制限は改善できます。それは障害を経ても,ヒトの生誕と同じ初めて重力を感じ,成長とともに学習した姿勢という筋緊張の再学習と,筋,心拍数,呼吸数等,自律神経の相関により達成されます。そのキーワードが微小重力環境です。低反撥マットレスを重ね反作用を小さくする事で地球上に再現しました。自然会の法則と向き合う事から生まれた医療臨床をご紹介し,広い分野との共有,交流ができたら幸いです。

7 14:05−14:35

Room:Annex3

【No.4-7-3】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

「障害や病気のある子ども達の大学・就労体験プログラム DO-IT Japan紹介」
門目 紀子(DO-IT Japan コーディネータ)

2007年に始まったDO-ITプログラムは様々な障害のある小中高校生にICT機器を渡し,受験してもらう事により入学試験の配慮を学生と共に検討しようと言うプログラムです。様々なエピソードを交えながらDOITの活動をご紹介します。

Room:101

【No.4-7-4】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

 

「肢体不自由の人のパソコンやスマホ操作で注意すべきこと」
渡辺 崇史(日本福祉大学 准教授)

肢体不自由の人が機器を操作して何かが出来るようになれば安心する人も多いと思います。しかし,無理せず長時間その活動を続けられるかを考えることも大切です。事例を交えながらパソコンやスマホ操作で注意すべき姿勢などのポイントを分かりやすくお伝えします。 ※翌日にも同内容のセッションが開催されます

8 14:35−15:25

Room:Annex1

【No.4-8-1】 メガセッション

「当事者の語りから自立を促す教育を考える」
橋倉 佳代子・奥山 俊博(東京大学 学術支援専門職員)・中邑 賢龍(東京大学 教授)

障害のある子どもたちは親や支援者に守られて生活することになります。そんな子どもたちが20歳になったからといって自立出来ると考えるのは無理がありそうです。ここでは成人になって自立を模索する障害のある人に登壇頂き,学校や家庭で行っておくべきことは何かを考えてみます。

Room:104

【No.4-8-2】 ミニセッション(参加者企画セッション)

「コミュニケーション支援技術を社会へ
 ドロップレット・プロジェクトの地域連携の試み 」

大久保 哲綱也(長野県上田養護学校・Droplet Project)

ドロップレット・プロジェクトは,これまでにシンボルライブラリ「ドロップス」やコミュニケーション支援アプリ「ドロップトーク」を開発,提供してきました。今回は,開発だけにとどまらず,それを社会に広げて行くために,地域保護者グループと連携した事例を紹介します。

9 15:25−15:55

Room:Annex3

【No.4-9-3】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

 

「肢体不自由のある子どもの生活力を育てる体験プログラム Wishプロジェクト紹介」
谷口 公彦(香川県立高松養護学校 教諭) 

重度障害のある子どもたちが学校を離れて一人でどこかに出かける事を支援するWishプロジェクト。子ども達の自立を支えるために学校でどのような事を教えていくべきかのヒントがたくさん得られます。エピソードを交えながら活動をお話しします。

Room:101

【No.4-9-4】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

定員に達しましたので事前受付を終了致しました

「知的障害や自閉症の子どもとのコミュニケーションアプリ「DropTalk」体験」
青木 高光(長野県稲荷山養護学校 教諭)

タブレット上でシンボルコミュニケーションを実現するアプリ「DropTalk」。その機能を使い方を開発者が自らご紹介します。

10 15:55−16:45

Room:Annex1

【No.4-10-1】 メガセッション

「発達障害の子ども達の日常にタブレットを持たせたら −彼らはタブレットをもって受験できるのか?−」
平林 ルミ(読み書きラボ・ココロ)・新谷 清香(読み書きラボ・ココロ)・近藤 武夫(東京大学 准教授)

読み書きに障害のある子ども達に対し,読み書きを教えるのではなく,テクノロジーで補償する活動(DO-IT Japan)や塾(Hybrid Kids Academy)がスタートしています。果たしてそこではどのような教育が行われ,また,どのような効果を上げているのでしょうか? 一方,読み書き障害のために字を書けない子どもがワープロを用いて受験をすることは,他の受験生との間で不公平が生じるとの理由でこれまでなかなか認められていません。我々はテクノロジーで誰もが容易に能力を拡張できる新しい時代をどのように考えればいいのでしょうか?

Room:104

【No.4-10-2】 ミニセッション(参加者企画セッション)

「生徒・教師・地域がつながる「大分支援学校チャンネル」」
岡本 崇(大分県立大分支援学校)

大分支援学校で5年間取り組んできた教材・教具データベースをさらに進め,動画コンテンツとし,YouTube上で独自の「大分支援学校チャンネル」を構築した。そうすることで,児童生徒にとっては理解しやすく,教員・保護者・地域の方がお互いにつながりあえることを目指した。

11 17:15−19:00

Room:

【No.4-11-1】 対話を楽しむ

レセプション
  軽食と飲み物を用意したレセプションを開催します。定員がありますので事前に申し込みが必要です。参加費は別途5,000円となります。

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2013年12月15日(日)    受付開始時間9:00

1 9:30−15:30

Room:Annex2

【No.5-1-1】 展示

 研究・実践ポスター発表

 テーブルデモ発表

 企業・団体製品展示

 [詳細はこちらへ]

1 9:30−10:30

Room:Annex1

【No.5-1-1】 メガセッション

「読み書き無しで学べる学校を探して 多様な学びの場の創造」
新谷 清香(読み書きラボ・ココロ)・福本 理恵(Life Seed Labo)

勉強したくても学校では勉強したくない子ども達がいます。教室にはうるさいから入りたくない子どももいます。教科書からは勉強したくないが活動や具体的題材からなら勉強すると言った子どもがいます。一斉指導が難しい子ども達には当たり前の学校での学びも特定の子どもにとっては辛いものです。こういった子ども達に教育を保障する手段をここでは紹介していきます。

Room:104

【No.5-1-2】 ミニセッション(参加者企画セッション)

「これからのAT 一挙55連発
 スマホ・タブレット端末は未来の始まりです。」

高松 崇(NPO法人支援機器普及促進協会)

これからのATを一挙55連発でご紹介。スマートフォンやタブレット端末は未来への始まりです。Natural User Interfaceを中心とした近未来のデバイスを垣間見ることで,これからのATの姿が見えてくるかもしれません。モーションコントロール・アイトラッキング・3Dプリンター・Bluetooth/Wi−fiなどキーワード毎に動画を中心に弾丸トークで本年度話題になったデバイスをご紹介します。

2 10:30−11:00

Room:Annex3

【No.5-2-3】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

定員に達しましたので事前受付を終了致しました

「特別支援教室の先生に便利なiPadアプリ体験」
井上 賞子(安来市立赤江小学校 教諭)

発達障害の子ども達を受け持った先生たちに知って頂きたい様々なアプリについてデモを交えてご紹介します。 ※前日にも同内容のセッションが開催されます

Room:101

【No.5-2-4】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

「新しい障害者雇用の試み」
近藤 武夫(東京大学 准教授)

特別支援学校の卒業生の就職率は必ずしも高いとは言えません。フルタイムでの就労の難しい人達にどのように働いてもらうか? 短時間でそれぞれの人に合った働き方の実践と制度上の問題点をお話しします。 ※前日にも同内容のセッションが開催されます

3 11:00−12:00

Room:Annex1

【No.5-3-1】 メガセッション

「支援技術活用におけるポイント - 気づき,共感的視点,納得のプロセス -」
畠山 卓朗(早稲田大学 教授)

障害のある人を支援する技術が登場すると技術本位で支援が行われがちです。専門家が客観的にこれが良いと判断して提案する事が本当に利用者を幸せにするのでしょうか? 当事者が納得する支援とはどういったものでしょうか? 講師は障害支援技術研究の第一人者で臨床現場での数多くの体験を交え,教育や福祉関係者が忘れてはならないポイントを語って頂きます。

Room:104

【No.5-3-2】 ミニセッション

「重度身体障害のある人の残された機能を引き出す「キネクトOAK」体験」
巖淵 守(東京大学 准教授)

重度身体障害のある人の残存運動機能をとらえ,活用する魔法のようなカメラをデモします。これまでスイッチやセンサーを用いて取り出すことが容易でなかった動きが容易に取り出せる様を体験して頂きます。

4 12:15−12:45

Room:Annex1

【No.5-4-1】 メガセッション

ランチセッション「災害に備える 防災食に学ぶ」
福本 理恵(Life Seed Labo)

災害時に身を守ることは重要ですが,災害後に生活を作り直すこと,特に,食を確保することは重要な課題です。Life Seed Laboでは災害時に備えて種団子を備蓄する活動を行っています。種が育つプロセスを観察する事は心を癒すことにつながるだけでなく,食物づくりという仕事を生み出します。障害のある子どもたちにとってもこの活動は大きな意義を持つと考えています。

 セミナー終了後に,13:30からの防災食ワークショップの参加希望者に整理券をお配りいたします(先着10名様)。

Room:Annex3

【No.5-4-3】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

定員に達しましたので事前受付を終了致しました

「学習に遅れのある子どもを助けるiPadアプリ体験」
平林 ルミ(日本学術振興会 特別研究員)

学習に遅れのある子ども達の困難さを補うアプリについてデモを交えてご紹介します。  ※前日にも同内容のセッションが開催されます

Room:101

【No.5-4-4】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

定員に達しましたので事前受付を終了致しました

「肢体不自由の人のパソコンやスマホ操作で注意すべきこと」
渡辺 崇史(日本福祉大学 准教授)

肢体不自由の人が機器を操作して何かが出来るようになれば安心する人も多いと思います。しかし,無理せず長時間その活動を続けられるかを考えることも大切です。事例を交えながらパソコンやスマホ操作で注意すべき姿勢などのポイントを分かりやすくお伝えします。  ※前日にも同内容のセッションが開催されます

5 13:00−14:30

Room:Annex1

【No.5-5-1】 メガセッション

「宇宙ロボットが目指す社会 最先端ロボットがやってくる」
高橋 智隆(株式会社ロボ・ガレージ 代表取締役社長)・
大和 信夫(ヴイストン株式会社 代表取締役)・
中邑 賢龍(東京大学 教授)

国際宇宙ステーションに小型ヒューマノイドロボットが滞在中です。我々の近くに小型ヒューマノイドロボットがいて我々の相棒として学習や生活を支援する社会を示すためにそこで働いてもらっています。こういった認知面を支援する小型ロボットは障害の有無に関係なく多くの人たちの生活を変えるでしょう。ロボットのデモを通じて皆さんにも未来を感じて頂き,その上で未来の教育や福祉についても論じてみたいと思います。

5 13:30−15:30

Room:104

【No.5-5-2】 ミニセッション 一般公開セミナー 【定員20名】

防災食ワークショップ

「防災食(タネだんご・めしのタネ)を作ってみよう」
Life Seed Labo

Life Seed Laboでは,災害等の非常時に備えて日常的に野菜を育て料理することを子どもたちに教えながら,農と食の仕事につなげていく活動を行っています。普段,不自由なく過ごしている私たちも,いつ災害により困難な事態に直面するか分かりません。今回はLife Seed Laboでもテーマにした防災食の「タネだんご」と「めしのタネ」を作り ながら,非常時でも未来に命と希望を つなげる術を身につけていただきます。定員10名先着順(12:15-12:45 ランチセッションのセミナーの際に整理券をお配りします)

6 14:30−15:00

Room:Annex3

【No.5-6-3】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

定員に達しましたので事前受付を終了致しました

「読み書きの苦手さを理解する簡単な検査「URAWSS」体験」
河野 俊寛(東京大学 特任研究員)

読み書き障害のある子ども達の読み書きの速度を測り,その困難さを理解する検査「URAWSS(ウラウス)」を体験してもらい,読み書き障害への理解を深めてもらいます。  ※前日にも同内容のセッションが開催されます

Room:101

【No.5-6-4】 マイクロセッション 【定員25名(事前予約制)】

 

「不登校の子供の学習に便利なサイト体験」
新谷 清香(読み書きラボ・ココロ 相談員)

不登校の子供たちが学ぶためにはどのような方法があるのでしょうか? オンライン上の便利な教材を紹介しつつ,スカイプを使った学習支援の事例などをお話しします。

7 15:00−16:15

Room:Annex1

【No.5-7-1】 メガセッション

パネルディスカッション「タブレットPCを使った特別支援教育
  魔法プロジェクトを通じて学んだ○と×」

井上 賞子(安来市立赤江小学校 教諭)・青木 高光(長野県稲荷山養護学校 教諭)・谷口 公彦(香川県立高松養護学校 教諭)

司会:中邑 賢龍(東京大学 教授)

魔法プロジェクトはソフトバンクグループが4年前から実施しているタブレットPCと特別支援教育を考えるプロジェクトです。このセッションではこのプロジェクトに参加している先生たちからタブレットPC活用事例を成功だけでなく失敗も含めて紹介して頂きます。その後で,会場の皆さんにも参加して頂きながらタブレットPCの使い方について議論を深めていきます。

 

  [魔法のプロジェクトとは?]

8 16:15−16:30

Room:Annex1

【No.5-8-1】 メガセッション

Closing 「比べて観て分かったこと」
中邑 賢龍(東京大学 教授)

今年のATACカンファレンスを振り返りそのポイントを皆さんと一緒に整理してみましょう。

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