ATACカンファレンス2017 京都

Augmentative Telent & Acceptable Community Conference 2017 in kyoto

開催内容

ATACカンファレンスは「テクノロジー」と「コミュニケーション」をキーワードに,社会の中で困難さを抱える人たちを支援する技術と考え方を多くの人と共有するために1996年から毎年開催されています。教育や福祉の現場ですぐに役立つ技術や考え方を専門家が分かりやすくお話しします。

 

我々の住むこの社会は,増え続ける選択肢に反し,生きにくさが増す時代に突入しています。加速し変化する社会に合わせるため能力を高める努力が求められますが,人の努力には限界があります。今こそテクノロジーのチカラ,人のチカラ,社会のチカラを組み合わせて幸せに生きて行くことを学ぶ必要があります。ATACカンファレンスはそれを支える会です。

 

1996年にスタートして以来,ATACカンファレンスは支援技術(AT: Assistive Technology)とコミュニケーション技術(AC:Augmentative Communication)をキーワードに,様々な技術を伝達することで障害のある人の生活を変えるべきカンファレンスを実施してきました。その当時,この新しい考えを巻き起こそうと奮起してきた始まりは,人の「学ぶ・働く・暮らす」事に本来興味があったからこそです。それに付随する技術であるATやAACを伝達し,この20年間で様々な技術の知識は広がりました。しかし,技術を前面に出すと多くの人はその知識の習得に満足してしまいます。まだ,その技術を活用して幸せに学び働き暮らす生き方の創造・社会の意識の変革・制度の整備のレベルまで達していません。この次のステップに進むことこそ,これからの私たちに必要なチカラだと考えます。

 

そして,これらのATACで提供してきた技術や思想は,生き辛さを増す現代社会で全ての人が活用出来るはずです。障害のある人だけでなく,これまで支援に関わってきた人,社会で何かしら悩みを抱える人,組織で人を束ねる人までをも含め,全ての人の生き方をトータルに考える時期であるとも言えます。最近ではAI(人工知能)やロボット時代をどう生き抜くかが大きな話題となり,さらには我々をエンハンスメント(能力増強)する技術の発展が躍進を遂げています。エンハンスメント(能力増強)を我々はどうとらえるべきか,またそれを前提として学び・働き・暮らすための学校や会社はどのようにあるべきかを議論する時期に来ています。そこで,2015年度からATACカンファレンスでは,以下のキーワードをもって新しい活動も開始しています。

    A: Augmentative(拡大)
    T: Talent(能力)
    A: Acceptable(受容)
    C: Community(コミュニティ)

その一方でまだ十分な技術が確立されてなく,生活に大きな困難を抱える人たちの支援をATACが失ったわけではありません。今まで通りAT(Assistive Technology)とAAC(Augmentative and Alternative Communication)という柱も重要であり,これまで大切にしてきた課題にもATACカンファレンスが引き続き挑戦する姿勢は変わりません。

ATACカンファレンスは,教室の中,会社の中,施設の中,グループの中でどうしていいのか悩む人たちにとって有用な考え方や技術,また様々な情報を提供できる会であり,多くの方々にお役に立てると信じています。講演・展示・セミナー・研究や実践発表を通じて多くのことを学んで下さい。

 

 

 

今年のATACカンファレンスは,以下の3つの柱のもと,12月1〜3日の3日間行なわれます。
 (1)実践研究を通じて,日々の取り組みを考える,Academic Day(12月1日)。
 (2)皆で集まりこれからの社会を議論し,整理する,Gathering Day(12月2日)。
 (3)実用的な知識や考えを身につける,Practical Day(12月3日)。

従来初日に行われていたプリカンファレンスは,2015年度より,Practical Dayとして日曜日に実施し,多くの人に参加して頂けるようにしています。

代わって金曜日はAcademic Dayとして学術的な発表・研修の機会になっています。

土曜日は様々な分野の人が集い,心を刺激する話を聞いて議論するGathering Day。

それぞれ自分のニーズに合った日を選んでご参加下さい。

 

 

 

AI(人工知能)やロボットをはじめとして,我々をエンハンスメント(能力増強)する技術の発展が話題になっています。おそらく福祉や特別支援教育にも導入が進むでしょう。今まで当たり前と思っていたことが突然逆転する可能性さえありそうです。この社会の急速な変化の中で,障害当事者や高齢者の生活はどう変わり,特別支援教育や福祉のサービスはどうなっていくのでしょう。

 

 今年のメインテーマは「表と裏」

 

表は明るいイメージがあり,裏には暗いイメージがつきものですが本当にそうでしょうか。表裏は任意に決まるものであり,実は決して固定的なものではありません。しかし,表が絶対だと思っている人はなかなか裏を見る機会がありません。それが問題を固定化し,変化を止めていることもあります。案外,表と裏をひっくり返せば特別支援教育や福祉の本質が見えてくるかもしれません。

 

12月2日(土)の Gathering Day では様々なテーマを表と裏から見て議論していきます。そして,並行して企業展示を予定しております。セミナーだけでなく展示エリアからも「表と裏」が体感できるよう楽しい場を作りたいと思います。

これまで同様,学術発表の場である Academic Day を12月1日(金)に,専門的で実践的な知識を学ぶ Practical Day を12月3日(日)に合わせて行います。

 

なお,今年のATACカンファレンスは,新しく始まる 「FIKAカンファレンス(夢のある子育てを支援するカンファレンス)」 との共同開催です。12月1日(金)は,子育てを取り巻く様々な悩みをICTとコミュニケーションを組み合わせて解決に導くことを目的としてFIKAカンファレンスが開催されます。障害のあるなしに関わらず人とのコミュニケーションや学び方・働き方・生き方を見つめ直す新しい形のカンファレンスになればと思います。


 

pdf ATACご案内(開催案内 2ページ)(PDF:731KB)


  [日時]
  2017年12月1日(金)〜 12月3日(日)
 
   12月1日(金) Academic Day
    10:30−16:00(10:00受付開始)
 
   12月2日(土) Gathering Day
    9:20−16:45(9:00受付開始)
    17:00−19:00(イブニングセッション)
 
   12月3日(日) Practical Day
    9:00−16:00(8:30受付開始)
 
  [場所]
  国立京都国際会館
  〒606-0001 京都市左京区宝ヶ池
  [主催]
  ATAC,株式会社 atacLab
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